「ちむどんどんしない」と話題になっている放送中のNHK朝ドラ「ちむどんどん」。SNS上には「ちむどんどん反省会」というハッシュタグが付けられたツッコミが連日、放送直後に続々と投稿されている。
中でも特にやり玉に挙がっているのが、竜星涼演じるヒロインの兄・比嘉賢秀だ。賢秀は父・賢三(大森南朋)亡き後、比嘉家の大黒柱になるべき長男なのだが、高校はケンカとボクシングに明け暮れ中退。定職にも就かず、沖縄の本土復帰を控えた1971年秋、沖縄ドルを高額で日本円に両替する儲け話にまんまとだまされ、「金は部(本人は倍のつもり)にして返す」と書き置きを残して消息不明に。ところが実は東京でプロボクサーとしてのデビュー戦で勝利し、ファイトマネーをもらったと60万円を比嘉家に送金。後日、デビュー戦は相手の体調不良による勝利で、送金された60万円はジムの会長やジム仲間からの借金と判明。第2戦で惨敗後に失踪していたが、5月20日放送の第30話では神奈川県・鶴見で新生活を始めていた妹の暢子(黒島結菜)と偶然の再会。暢子の部屋に泊めてもらうも、翌朝には暢子の財布に10円だけ残して現金を持ち逃げ。競馬で負けた様子が描かれた。
「この比嘉賢秀のキャラが、山口県阿武町で起きた誤送金4,630万円を使ったとして電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕された無職の田口翔容疑者とそっくりではないかと指摘する声が、ネット上には数多くあがっています」(女性誌記者)
リアリティがないと指摘する声が多い「ちむどんどん」だが、比嘉賢秀という人物像に限ってはリアルな出来栄えなのかも。