女優の橋本愛が7月期のドラマ「家庭教師のトラコ」(日本テレビ系)で主演を務めることが5月25日に明らかになった。
このドラマは、大ヒットドラマ「家政婦のミタ」や「過保護のカホコ」(ともに日本テレビ系)を手掛けた遊川和彦が脚本を担当。橋本が演じるのは、合格率100%を誇る伝説の家庭教師・根津寅子。指導するのは、娘を小学校受験させる30代のワーキングママ、中学受験の息子を育てる40代のシングルマザー、そして有名大学への進学を願う富裕層の後妻となった50代の母親。寅子は単なる家庭教師ではなく、家庭を教育する“家庭教師”なのだ。
橋本が湯川作品に出演するのは、2019年「同期のサクラ」、2020年「35歳の少女」(ともに日本テレビ系)に続き3作目。民放地上波の連ドラ初主演となる。橋本は今作主演が決まり「3回目になるので、気兼ねなく、いろんな意見を交わせるような安心感があります」とした上で「作品もオリジナルで、既存の“家庭教師”というイメージからは想像できないような人物像で多角的にいろんなことが描かれていきます」「誰かにとって小さな希望になるかもしれない」と意気込みを語っている。
「橋本は2009年、最年少でミス・セブンティーンのグランプリに輝き、2013年映画『桐島、部活やめるってよ』などの演技で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。大河ドラマ『西郷どん』『いだてん~東京オリムピック噺~』『青天を衝け』(ともにNHK)に出演するなど、女優としてのキャリアを積み上げてきました。今作に出演するにあたり遊川は『女優・橋本愛は今ぼく達の想像以上のスピードで成長している気がしてなりません。そんな彼女の演じる「家庭教師のトラコ」はまるで真夏の太陽のような強烈さと、草原を吹き抜ける風のような爽やかさと、真夜中の海のような底知れぬ謎を秘めて現れます』と絶賛しています」(芸能ライター)
遊川は、2017年のドラマ「過保護のカホコ」で高畑充希を、さらに2019年ドラマ「ハケン占い師アタル」(テレビ朝日系)では杉咲花をGP帯の主演に抜擢。2人は今や押しも押されもせぬ大女優への道を歩き始めている。
果たして橋本が今作でどんな演技を見せるのか。期待せずにはいられない。
(窪田史朗)