女優の伊藤沙莉が、8月20日から放送されるドラマ「ももさんと7人のパパゲーノ」(NHK)で主演を務めることが発表された。
伊藤が演じる主人公は、都内で働く25歳の“もも”。「死にたい」いう言葉を口にできず毎日を過ごす中、ひょんなことから旅に出て、それぞれに生きづらさと折り合う7人と出会い、自分を肯定していく1週間の物語だ。
今回の役を演じるにあたり「今、その場に立っているのがやっとだったり、立っていられることがむしろきつかったり逃げ出したくなる、消えてしまいたくなる瞬間はあります。(中略)そういう時に背中を押したりとか、喝を入れたりとかそういうことじゃなく、ただ寄り添えたら、少しでも1人じゃないって思えたら、少しは、本当にほんの少しは楽になれるんじゃないか」とコメント。常に「死にたい」と思っている主人公は、まさに伊藤にとっては初めての役どころ。しかし実際の彼女は、そんなキャラとは真逆の“鉄の心”の持ち主のようだ。
「昨年出演したラジオ番組『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ系)で、エゴサーチが話題になりました。伊藤は『芸歴と(エゴサーチ歴が)イコールなんで、私もう、ほぼ』とコメント。当初は『結構病みましたね』と語りながらも『最初が2ちゃん(2ちゃんねる)だったんですよ。2ちゃんくらってたらもう何も怖くない』『もう全然ツイッターなんてかわいいもんです』と語っていました」(芸能ライター)
エゴサーチについては、2020年に取材を受けたORICON NEWS配信の「アニメ&ゲーム」の取材でも明かしている。
「記事では『ベテランです。エゴサーチは10歳からやっていますから。16年目です。芸歴と変わりませんね(笑)』と話し『いい意見にしても悪い意見にしても、最近は知っていてくれているというのがすごくありがたいです』とコメント。『マイナスな意見に傷つくことは?』という記者の質問には『もう傷つかないです。それに関してはもう鉄ですから』と答えています」(前出・芸能ライター)
「ももさんと7人のパパゲーノ」では、自身とは真逆のキャラをどう演じてくれるのか、楽しみだ。
(窪田史朗)