劇団ひとりが6月6日、月曜レギュラーを務めるトークバラエティ番組「午前0時の森」(日本テレビ系)に出演。姿を消しつつある「オカルト番組」に対して持論を語った。
番組ではひとりと同じくレギュラーを務める関ジャニ∞・村上信五とさまざまなテーマでトークを展開。その中で「心霊番組がピンチを迎えている森」という話題では、民放各局の“心霊番組”が減少していることを紹介。20年以降、日本テレビの心霊番組はゼロという事実にひとりは、「たぶん、日テレがいちばん好きだったよ、心霊番組。昔ね」「心霊とかUFOとかは、日テレのイメージ強かったもん」とコメントした。
オカルト番組の変遷を紹介しつつ、番組に登場した識者が減少の理由について「そもそも幽霊の裏取りが出来ない」「場所などの固有名詞が言えない」「心霊写真など、すぐ作れるようになった」「怖すぎるのはダメ」などの要因を紹介した。
これらの理由に対してひとりは憤慨。「だってさ、心霊番組って言って“怖い話”ってなってんだから、それを望んでいるわけじゃないですか視聴者は。それでもダメだってこと?」と納得がいかない様子。「そういうさ、ごく一部の人によってテレビってつまんなくなるんだね」と無念そうに語った。
ネット上では、《今は加工技術の進歩や立証が取れない曖昧なことは放送出来ないようになってるから、放送は厳しそう》《心霊系は怖がりな自分としては観なくていい番組だけど、だからと言って、観たい人がいるならあってもいいと思うんだけど》《もちろん多くがフィクションであるってことはわかるんだけど、そこはロマンみたいなものなんですよね》《窮屈な時代だ》などさまざまな感想が寄せられた。
「ひとりは15年7月に放送された『FNS27時間テレビ めちゃ2ピンチってるッ! 1億2500万人の本気になれなきゃテレビじゃないじゃ~ん!!』(フジテレビ系)に出演した際に、テレビのあり方について本気でプレゼンするコーナーで『テレビが失ってしまった大切なモノ』というテーマでスピーチ。子どもの頃にテレビから感じていた熱量が失われてしまったことを訴えつつ、最後は『僕が、僕達が観たいのは、子供のころ、夢中になって観ていたアレ‥‥』として女性のバストを絶叫。最後は強制終了させられていました。オカルト番組だけでなく、かつて当たり前のように放送されていた深夜の艶系番組も今では観られなくなっています。時代の流れとしかいいようがありませんが」(芸能記者)
ひとりの訴えは今度こそ通じるだろうか。
(柏原廉)