V6のDNAが流れる20th Century(呼称・トニセン/坂本昌行、長野博、井ノ原快彦)が再始動している。2月から関東エリアでテレビCM「Oisix」(オイシックス)に出演。5月には同社からミールキット「20th Century監修!野菜6種が入ったドライカレー」が発売された。
その5月には、3人で公式ツイッターを開設。井ノ原の主演ドラマ「特捜9 season5」(テレビ朝日系)の主題歌「夢の島セレナーデ」がデジタル配信された。「特捜9」は6月に終了するが、10月には井ノ原主演でベストセラー作家・池井戸潤の原作「シャイロックの子供たち」がWOWOWでドラマ化される。
トニセンは人見知りな坂本、ジャニーズ内での交流が希薄な長野と反して、井ノ原はさかん。06年から10年まで、クイズで知識を身につけていくバラエティ「百識」(フジテレビ系)シリーズで、ジャニーズJr.や後輩たちと共演していたことが大きい。同番組で井ノ原は「イノッチ先生」、後輩たちは「百識団団員」として、教室風スタジオで一緒に勉強していた。
これを機に井ノ原と親睦を深めたのが、ジャニーズJr.時代の藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)。優しすぎる井ノ原に触れ、感動したことがあるという。
「ある番組で一緒になった時、ジュニアが失敗しちゃったそうです。スタッフさんが、『お前、何やってんだよ!』って本番中に入ってくるほど怒ると、井ノ原が、『いや、そうやって言うけど。だったら、リハーサルやってあげたか? ジュニアが一発でできるわけないだろ』とフォロー。それを見た藤ヶ谷は、男らしく言ってくださるところがかっこいいなぁと思ったそう」(芸能関係者)
お酒の場で一緒になった時も、かっこよかったという。
「電話で藤ヶ谷を飲みに誘った時、『無理しなくていいからね』と念を押したそうです。なぜそこまで気を使ったのか。電話を切ったあとの後輩が『うわー、(先輩と飲むのは)しんどいわぁ‥‥』と肩を落としながらも、店の扉を開けた瞬間は笑顔で『お待たせしましたーっ!』と演じられるのが嫌なんだとか。『断りやすい先輩のほうが、次におまえらは来やすいでしょ』と軽く言われたことで、藤ヶ谷は今後自分はこういうスタンスを取ろうと誓ったそうです」(前出・芸能関係者)
藤ヶ谷が小学生でジャニーズ事務所のオーディションを受けた時、踊った楽曲はV6の「Can do! Can go!」。“イノッチ先生”はいつでも良き方向に導いてくれるのだ。
(北村ともこ)