女優の栗山千明が大規模イベントで“撮影禁止”を要求していたことを6月13日、ニュースサイト「週刊女性PRIME」が報じた。
同記事によると、栗山は6月12日に自身のツイッターで「百万石まつりを楽しみにしてくださっていた皆様、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪ツイートを投稿。栗山が参加した「第71回金沢百万石まつり」でトラブルが起きていたという。
「百万石まつり」はコロナ禍の影響で今年は3年振りに6月3日から3日間に渡って開催。目玉は4日の百万石行列で、これは著名人が前田利家公と正室・お松の方に扮して金沢の街を練り歩くというもの。今年は栗山がお松の方、俳優の竹中直人が前田利家公として出演した。
しかし、例年“写真コンテスト”も開かれるほどの人気の催しだったにも関わらず、今年は直前に写真や動画撮影の自粛が呼びかけられ、写真コンテストも中止。その原因は栗山サイドが出演の条件として観客による撮影の禁止を求めていたためだったという。さらに栗山サイドは“SNSで肖像がアップされた場合、24時間以内に削除要請をする”“24時間以内に削除要請をしなかった場合、1件につき100万円を要求する”という条件も提示していたとか。
実際に、当日の様子を週刊女性が確認しにいったところ、栗山の乗る車の周りには「『お松の方』の撮影はご遠慮ください」と書かれたプラカードを持ったスタッフが計5人帯同。一方で竹中が登場すると、同様のプラカードを持ったスタッフは2名いたものの、自ら観客にいる側道に近づくなど“神対応”を見せていたという。
実行委員会に名を連ねる金沢市観光政策課によると、撮影自粛は肖像権に関するトラブルを考慮したうえで、関係者などと調整した結果判断したものと回答。SNSに肖像がアップされた場合の削除要請などについては一切聞いていない、驚いているとも回答したという。
さらに、同誌がイベント代理店に問い合わせると、一切ノーコメント。栗山の所属事務所に問い合わせたところ撮影自粛を求めたことは認め、それ以外については事実ではなく、間に入った代理店などとの“認識の相違”との表現にとどまった。
一方で竹中サイドは撮影やSNSでの投稿に関しては、イベントの規模からして止めようがないので全く問題がないと回答。ここでも“神対応”を見せていた。
ネット上では栗山サイドの対応に対して、《だれが悪いのかわからないが、肖像権で撮影できない人は、このようなイベントの仕事を受けてはいけないし、そういう人に依頼してもいけない》《全くのプライベートならわかるが、パレード中であり、仕事をしている時であれば、俳優、女優にとってプラスになることはあってもマイナスになることはない》《一緒にいた竹中さんが撮影OKだった時点でクレームにつながることは必定でしたね》など厳しい声が殺到した。
「ショッピングセンターでのイベントなど小規模な場所でタレントが出演する場合、撮影禁止とされることはよくありますが、今回の祭りのような大規模イベントで不特定多数の観客が来る状況において撮影禁止にすれば批判やクレームが殺到するのは当然でしょう。SNSが発達した今の時代であればなおさら。主催者も栗山サイドもそこを見誤ったとしかいいようがありません。さらに栗山サイドが栗山本人に謝罪ツイートをさせたこともネット上では『残念』といった声が出てきています」(芸能記者)
この騒動で唯一、ノーダメージの上、好感度も上げたのは終始“神対応”を崩さなかった竹中直人だけと言えそうだ。
(柏原廉)