モデルでユーチューバーの木下優樹菜が6月15日に自身のYouTubeチャンネル「ゆきちゃんねる」を更新し、長く噂されてきた在日韓国人説について「マジむかつく!」と言及した。
この日、木下は「『朴優樹菜』についてお話しします【ユキナの告白】」と題した動画をアップ。冒頭から「深刻な表情作り中」とのテロップが付されたかと思えば、スタッフからの「朴優樹菜さん」との呼びかけに「誰が朴優樹菜だよ!」と返し、「アニョハセヨ~!」「パクユキナイムニダ~」などと明るい笑顔を見せた。
木下は、16年にわたって「勝手に言われてきた」という「木下優樹菜=在日韓国人説」なる噂について、「なんで私、否定しなかったかっていうと、なんか譲れないものがあって。優樹菜、マジで韓国人の女友達がいるの。本当に仲よかったし、今でも連絡取るし、いるのよ、友達が」と説明。BTSやTWICEといった韓国のエンタメも大好きだという。
だからこそ、ネット上の噂に対し、「韓国人じゃないって否定することが、韓国の人にめちゃくちゃ失礼じゃない? 別によくない? 韓国の人にチョー失礼じゃん」と指摘。「絶対否定したくなかった」という状態が続いた結果、根も葉もない嘘の情報が真実味を帯びることになってしまったと語った。
一部のネットユーザーから「どうせ在日だろ?」「おい、韓国!」といった声があったと振り返り、「それがマジ、普通にムカつく! てか失礼!」「何も知らないくせに言うなって感じ。韓国の方にマジ失礼。だから否定したくなかった」と憤った。また、スタッフからの「親族に韓国の方はいらっしゃいますか?」との質問に「いないです」「生粋の下町育ち、下町生まれの江戸っ子の木下優樹菜でございます」「THE 東京」「誰も(韓国の)血が入ってない」などと回答。
そもそも“在日韓国人”との噂が浮上したキッカケは、木下が18歳のアパレルショップ店員時代に登場したファッション雑誌の存在だという。
「もともと字が汚かった」という木下は、雑誌に掲載される予定の名前を「テキトーに書いちゃったの」と説明。「木」と「下」の字が雑にハネてしまい、雑誌サイドが勘違いして「朴優樹菜」と記載してしまったという。
「その後も、わざわざパスポートを持ち出して、『これが目に入らぬか!』と自らが日本人であることを強調した木下でしたが、『今こうやって言ってても、なんかわかんないけど、否定してることが韓国の人に失礼!』とコメント。終始、韓国への配慮を見せ、言葉を選びながら、長年誤った情報が流れ続けてきたことを訂正した木下には『これに関してはこの人の言う通り。どう考えても間違ってない』『これは正しいことを言ってる』『珍しくめっちゃいいこと言ってる』などの声が見られました。一方で、荒々しい言葉遣いになる場面もあったことに関しては、『違います。自分にそんなルーツはありません。これだけでいいじゃない』『普通に否定すれば失礼でも何でもないと思うけど』『なんでそんな攻撃的なの?』『パスポートまで持ってきて必死に否定してるし、なんか過剰に意識してるのは自分じゃないの』との指摘も上がっています」(テレビ誌ライター)
過去には、ネット上の噂を信じ、彼女を在日韓国人だと信じ込んでいた韓国の食品メーカーから、CMにも起用されていたと振り返る木下。今回の動画は「韓国大好き勢」を自称する彼女にとっては心苦しいものだったようだが、デマ情報の流布に終止符を打つことには成功したといえるだろう。
(木村慎吾)