俳優・水谷豊が主演する人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)の5代目相棒が、寺脇康文演じる亀山薫であることが明らかになり、驚きの声が上がっている。
このドラマは「特命係」に所属する警視庁の警部・杉下右京が、相棒とともに事件を解決する人気シリーズ。寺脇演じる亀山は2000年のプレシーズン第1弾から2008年のシーズン7まで出演。曲がったことが大嫌いな熱血漢の亀山は、お人好しで楽天的な性格が災いして面倒なトラブルに巻き込まれることもしばしば。Season7では、高校時代の友人の死をきっかけに不正が蔓延する南アジアの小国・サルウィンに移住して特命係を離れていた。
「寺脇は『仮面ライダー1号が帰ってきたように、相棒1号も帰って参ります! 今流行りの言葉にすると『シン亀山薫でございます!』とコメントすれば、水谷も『亀山くんが帰ってくる。そんな日が来ることを、杉下右京は何度か夢見ていたに違いない。過去に戻るのではなく、新たな未来にまた2人で向かうための再会を、右京は淡々と待っていたに違いない』とコメントを寄せています』(テレビ誌記者)
今回の寺脇演じる亀山薫の登場を、人気ドラマ「相棒」の幕引きと見る声もある。
「初代・亀山薫(寺脇)、2代目・神戸尊(及川光博)、3代目の甲斐亨(成宮寛貴)、そして2015年のseason14から反町隆史演じる冠城亘が相棒を演じてきました。反町の卒業が昨年11月に発表されるとネットでは次の相棒を巡って予想合戦が白熱。反町以上のビッグネームを予想して、江口洋介、竹野内豊、田中圭、さらには綾野剛や松坂桃李といった名前も飛び交っていました。しかし、テレビ朝日の早川洋会長兼社長兼CEOも今年3月の定例会見で明言したように“次の相棒”探しは難航。結局、新たな相棒が見つからず寺脇に白羽の矢が立ったということで、人気シリーズもいよいよ終わりに向かって走り出したのではないかと見る向きもあります」(週刊誌記者)
現在公開中の映画「太陽とボレロ」では、監督・脚本を手掛けている水谷。いつまでも杉下の活躍を見ていたいが、多才な水谷も見てみたいものだ。
(窪田史朗)