俳優・小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)の第25話が6月26日に放送され、鎌倉殿の最期が大いに注目された。
自分が死ぬ夢を見るなど不安にさいなまれる頼朝。武蔵の豪族・稲毛重成が妻に迎えた北条時政(坂東彌十郎)の四女・あきが三年前に急死。重成が橋をかけた相模川で追善の供養が行われるも、頼朝は縁起を担いで「方違え」をして参列。ところが北条家の仏事に参列した際、丸餅を喉に詰まらせ九死に一生を得る。そんなこともあり北条一門の酒宴には加わらず、鎌倉へ向かうも道中で突然、右手にしびれを覚え、落馬する。
「放送中から『鎌倉殿の13人』がツイッターの日本トレンド1位に躍り出ると、ネットには『呂律が回らなくなる言語障害。手足の麻痺による運動障害。全部、前兆障害だ‥‥脳梗塞』『前兆はあったんだよね。こんなの現代でも防ぎようがない』といったコメントが多数書き込まれました」(週刊誌記者)
脚本を手掛けた三谷幸喜氏によると「暗殺説もありますが、誰かに殺されるとなると、そこに殺す側のドラマも生まれてきます。あくまで頼朝側のドラマとして完成させてあげたい」とコメント。今回は、三谷の“頼朝愛”が如実に反映された放送回だったようだ。
「大泉演じる頼朝は残虐な行為に出ることも多く、その度にSNSが炎上。『大泉さんが“日本中に嫌われている”と思っている』という話を聞き、三谷氏は『日本中に嫌われても、僕は君のことが好きだよ』とメールしていたことも明らかになりました。さらに大泉演じる頼朝について『孤独さを含め、こんなにリアルな頼朝を演じられる俳優がほかにいただろうか』と全幅の信頼を寄せていたことも明かしています」(芸能ライター)
今回、頼朝役を演じて日本中を敵に回した大泉。次回の三谷作品では、この借りを返してほしい?
(窪田史朗)