タレントの眞鍋かをりが7月3日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、政府が要請中の節電について言及した。
6月に記録的な猛暑が続き、電力の需要が急増。東京電力管内では、想定を遥かに上回る需要となったことから、「電力需給ひっ迫注意報」を初めて発令し、7月に入っても各所で節電が求められている。
また具体的な方法として、ニュース番組では、キャスターがノーネクタイ、クールビズを呼びかけると、スタジオの照明は普段よりも暗く設定するといった節電を実施。また、モニターの台数も少なくするなどの対応がとられていると紹介された。
これについて意見を求められた眞鍋は「思うのが、本当に公共の場所が寒すぎると思うんですよ。電力ひっ迫って言ってるのに」と、クーラーが効きすぎている場所があると指摘。「23度くらいの感じになってるよね」と嘆くと、隣でこれを聞いていたモデル・トラウデン直美も大きく頷き、「1枚、なんか羽織るものを持っていかないとみたいになってる」と話した。芸能リポーター・長谷川まさ子は新幹線で「めちゃくちゃ寒い」思いをしたと言い、「男性の背広仕様になっているので、やっぱり女性はすごく寒いです」とコメント。
また、数日前に免許の更新に訪れたという眞鍋は「試験場で講習中にもう凍え死にそうになって。地獄、本当に。2時間ですよ」と嘆き。これにMCの東野幸治は「確かに寒い所はめちゃくちゃ寒い」と場所によって設定温度にムラがあるとし、「そういう削れるところを削ったらいいんじゃないか」と節電の余地があると語っていた。
「眞鍋にトラウデン、長谷川氏と、主に女性陣が公共の場での“クーラー効きすぎ問題”を指摘するも、ネットからは『こればっかりは空調する側はどうしようもないというのが現実』『個人1人1人を満足させることなど、到底できない』『いつ誰が熱中症になってもおかしくない時期。公共の場はそういう人が避難、迅速な処置ができるように涼しくしておくのがベストだと思います』『自分が快適な場所に移動するか、1枚着る、脱ぐをすれば済む話』などのツッコミが寄せられました。体感温度自体が人それぞれで、男女にも差があるため、全ての人にとって快適な温度設定にすることは困難でしょう。もちろん、眞鍋やトラウデンのように、『羽織ったとしてもまだ寒い時が多い』と嘆く女性も多く、『この論争はずっと平行線な気がします』との声も見られました」(テレビ誌ライター)
一方、お笑いコンビ・ロンドンブーツの田村淳は、そもそも電力のひっ迫に陥っているのは政府の準備不足が原因だとして、「僕はあんまり協力する気がなくて」とコメント。火力発電や原発の一部再稼働を「なんで議論してこなかったのかな」と後手に回っている政府の対応を疑問視した。
いずれにしても、熱中症で命を落とすケースもすでに起きているため、クーラーについては適宜の利用を心がける必要があると言えるだろう。
(木村慎吾)