7月2日放送の「KinKi Kidsのブンブブーン」(フジテレビ系)に出演した勝地涼が“ガチ泣き”したことが反響を呼んでいる。勝地がジャニーズ事務所のオーディションに落ちたことはよく知られているが、芸能界に入るきっかけをくれたのが堂本光一だったというのだ。
1999年7月期放送の光一主演ドラマ「P.S. 元気です、俊平」(TBS系)のオープニングタイトルの撮影で、勝地の母が経営する生花店を光一が訪れた。勝地によると「僕、大好きだったので。『KinKi Kids』のお2人が。光一くんが来るってなって、ロケを見ていて、それがきっかけで今の事務所にスカウトされたんですよ」。勝地はその後、14歳で芸能界デビューし、芸能人が多い堀越高校に進学。「堀越高校でジャニーズの先輩に会うじゃないですか。自分は落ちたっていう後ろめたさっていうのがあって、『はぁ!?』みたいな感じで、めちゃくちゃ尖ってましたね、俺」と明かした。
さらに「生田斗真くんとか2学年上なんですけど、多分、高校時代の僕、大嫌いだと思います」と苦笑。しかし「やっぱり、同世代のジャニーズの方と共演することがあった時に、まず努力の差がありましたね。僕よりも、現場に対する姿勢だったり、真面目な感じとか見て。僕は羨ましいって目で見てたけど、その人にはその人の苦しみがあるなってわかった時に、あ、ちょっとダメだなって。尖ってた自分が」と当時を振り返った。
すると剛が「僕たちは例えば、ドラマでは役者の人が、どんな風に役作りをしているのかを考えて、自分なりに役者さんと同じかそれ以上のことをどれぐらいできるかなと思って、お芝居する時は挑むし、歌を作ったりする時は歌作ったりするし、歌う時は歌う、踊る時は踊るみたいな。それでその仕事1本でやってる方々が大変なのも当たり前にわかるし、そこに憧れもあるけど、じゃあ『あなたの職業はなんですか?』って聞かれて、わからなかった時期もあるし。だから最終的に『どうでもいいな』と思ってからラクにはなったけど、でも‥‥」と話している間に、勝地の目からは涙がポロポロ。それを見た剛が「えー、ちょっと待って。どしたん? どしたん?」と声をかけると「感動しちゃって」と言いながら、勝地は鼻を真っ赤にしながら涙をぬぐったのだ。
「ネット上には『勝地涼にもらい泣き』『勝地涼のこと好きになっちゃった』『デキ婚してすぐに別れて。あんまりいいイメージなかったけど今日で勝地涼を好きになった』『役者でもない。歌手でもない。ダンサーでもない。アイドルって職業が何かわからなくて、つらい時期があったんだろうね。剛くんの言葉に勝地涼が泣くのもわかるし、泣ける勝地涼に胸が熱くなった』など、2人のやり取りにジーンときた人が多かったようです」(女性誌記者)
勝地が古田新太や宮藤官九郎などに可愛がられる理由は、こういうところにもあるのかもしれない。