松嶋菜々子が3年ぶりに連ドラ主演を務めて話題となっている「営業部長 吉良奈津子」(フジテレビ系)。松嶋演じる広告代理店の元売れっ子クリエイティブディレクターが、結婚・出産を経て3年ぶりに職場復帰をするというストーリーで、仕事と育児の両立などに奮闘する“働く女性”たちから注目を集めている。
初回視聴率は10.2%と上々の滑りだしだが、ネット上では「かなり裕福な設定」など内容について不満を持った人も多いようだ。中でもベビーシッターの心の闇が描かれていたことについては、「共働きが多い今、もっとベビーシッターは世に広まっていいし、こんなシーンがあると利用したい人もちょっと不信感を持ってしまう」「ベビーシッター業界のイメージダウンにつながるのでやめてほしい」といった声が殺到している。
「ワーキングマザーの味方であるはずのシッターが悪い印象につながる描かれ方をされると、余計に敬遠されてしまう。病児保育など本当に必要なときだけ使えるサービスもありますが、ベビーシッターに不安を抱いてしまうと、いざという時に利用をためらう人も出てくる。こうしたことを懸念しているベビーシッターも実は多いんです」(女性誌ライター)
最近もベビーシッターによる犯罪が報道されていたが、こうしたドラマによって業界への不安が増すことは十分に考えられる。ママたちの共感を狙うドラマであるならば、こうした業界に対する配慮も欲しかったところだ。