シンガー・ソングライターの吉田拓郎が7月7日、「NHK MUSIC SPECIAL」(NHK)に出演。かつて元歌手の安室奈美恵さんから言われたひと言にショックを受けたというエピソードを語った。
この日の放送はデビュー25周年を迎えたアイドルデュオ・KinKi Kidsの歩みを振り返るという内容。吉田は2人に“音楽の楽しさを教えた恩人”として登場した。2人が吉田の懐にいきなり飛び込んできたきっかけは、1996年から始まり、KinKi Kidsらとともにレギュラー出演していた音楽バラエティ「LOVE LOVE あいしてる」(フジテレビ系)の第1回だったという。
吉田によると第1回ゲストは安室奈美恵さんだったといい、「(KinKi Kidsの)堂本光一君が安室奈美恵さんに『安室さん、拓郎さんをどう思いますか』という質問をしたんです。したら安室奈美恵さんが僕のことを『ガチャピンみたい』と言ったんですけども、僕は滅茶苦茶ショックを受けて、泣きたくなっていたんだけれど」と回顧。その事件をきっかけにKinKi Kidsの2人はタガが外れて、吉田に言いたい放題になっていったという。
今では吉田は2人について「何か学ぼうっていう気持ちに、謙虚な自分が生まれて初めて出てきたのは、彼らと会ってからですね。だから先生みたいな2人でもあるんですよ、あの少年たちは」と語っていた。
ネットでは吉田が語ったエピソードに対して《あ、ガチャピンっぽいw》《安室ちゃんにガチャピンに似ていると言われて泣きそうになっている50歳の拓郎さん可愛いな(笑)》《確かに! 親しみやすい外見なのにスーパーミュージシャンで、ガチャピンみたいだ! 安室ちゃん、そこですかさず媚を売ったり、無理矢理ひねり出したりしないところも好き》など好感の声が続出した。
「吉田は当時、丸縁のサングラスをかけていたので、そこも安室にとってはガチャピンの目のように見えたのかもしれません。そんな吉田とガチャピンの縁は古く、1975年に発表されガチャピンが歌った楽曲『たべちゃうぞ』を吉田は作曲しています。内容は『親の言うことを聞かない子は食べちゃうぞ』というものだったのですが、『ひらけ!ポンキッキ』(フジテレビ系)で放送された直後から視聴者から『怖い』といった苦情が殺到。わずか1週間で放送中止となってしまったいわく付きの曲となってしまいました」(芸能記者)
その後、吉田の容姿がガチャピンに似ていってしまったのは、曲の呪いだったのかもしれない?
(柏原廉)