4人組のダンス&ボーカルグループ「SPEED」の元メンバーで、自民党現職の今井絵理子氏が7月11日早朝、参院選で当選確実となり、今後6年間の抱負を語った。
投票終了から10分を待たずして当選確実となった6年前の初出馬とは対照的に、今回は8時間以上の長丁場を乗り超え、報告会では「遅くなって本当にすいませんでした」「なかなか、SPEEDだけに、スピード感のない当選結果でした」と自虐コメント。5月に参加した鹿児島県徳之島での闘牛祭りでは、牛から落下し、骨盤を骨折。完治にはまだ時間を要するとし、車椅子と松葉杖で駆け抜けた18日間の選挙戦だった。
今井氏は「ケガをした時、もうこれはダメかなと。立候補することがいいのかどうかも迷いました」と語りつつ、「あきらめない。そういった生き方を選択したい」と思ったのだとか。6年前に比べ、今回は苦戦の末の再戦となったが、「裸の今井絵理子を、きっと皆さん応援していただけた」「これからは政治家・今井絵理子として、スタートいたします。しっかりと向き合いながら、これからの6年間を頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。
「今回の遊説では、過去に新幹線での“手つなぎ不貞”を報じられた元神戸市議・橋本健氏の運転する車で移動するなど、いまだその関係性が注目されていました。また、6年前の初当選時には、ジャーナリスト・池上彰から選挙特番中、米軍基地にまつわる質問を受け、『現状はあまりわからない』『これから向き合いたい』などと語ったところ、池上氏をはじめ、視聴者から『え? これから勉強するの?』『立候補する前から勉強しようよ』とのツッコミを浴びることに。
今回の『これからは政治家・今井絵理子としてスタートいたします』との勝利コメントにも、ネット上には『全く意味不明』『今までの6年間は何? 歳費を返還して下さい』『6年前に“これから勉強する”と言った上での今回の発言。6年間何も勉強してこなかったと宣言したようなもんじゃない?』『この人、政治的な功績、何かあるの? 不貞疑惑しか残ってない』などの辛口なコメントが並んでいます」(テレビ誌ライター)
初当選からの6年間でみっちりと勉強を積み重ね、今年からようやく“本格的な政治家”としての活動がスタートするという意味なのだろうか。
(木村慎吾)