今、小学生を中心とした子供たちの運動不足が問題になっています。というのも、しゃがめないために和式トイレが使えなかったり、手すりにつかまらないと階段を上れない、跳び箱に手をついただけで骨折するなどの子供が増えてきているのだとか。
こうした事例を聞くにつけ、昨今の子どもたちのあまりの脆弱ぶりがうかがえます。なぜ、このような事態が起きているのでしょうか?
その原因の一つに考えられるのが、ネットやゲームの普及により動作のバリエーションが減ったことが指摘されています。運動部ではない限り、体を動かすのは通学時と体育の授業くらい。健康的で強い体を作るには、こうした日常動作に加えて、スポーツなどによるバラエティに富んだ人体の動きが求められます。
また、文部科学省によれば、こうした子どもたちが増えた背景には大人たちにも原因があるといいます。
それは、子供の外遊びやスポーツの重要性を、学力と比べて軽視するようになったこと。確かに周りを見渡せば、気軽に遊べる公園や広場などの遊ぶ場所が、年々減っているという現状もあります。
このヤバい小学生たちを変えるには、まずは大人の意識改善が重要といえそうです。