ジャニーズ事務所に所属するタレントの中で「ジャニーズっぽくない人」といえば、井ノ原快彦の名前を挙げる人が少なくないのではないだろうか。井ノ原は「いい人そうに見えるキャラ」だったが、2010年3月29日から2018年3月30日まで「あさイチ」(NHK)の初代MCを務めたことで「本当にいい人」だったことを証明。世間に安心感を与えてくれた。
2007年9月には長く交際していた瀬戸朝香と結婚。パパでありアイドルでもあるという稀有なポジションをすでに確立していたが、「あさイチ」で共演していた有働由美子アナに対するジェントルマンな対応の数々に、井ノ原の株は爆上がり。ただし、それは「いい人」としての株であり、「いい男」としての株ではなかった。
そんな井ノ原に対し、ネット上がざわめいた夜があった。「2022 FNS歌謡祭 夏」(フジテレビ系)が放送された7月13日のことだ。
この日、井ノ原は坂本昌行、長野博の3人で20th Centuryとして出演。夜8時台は「夢の島セレナーデ」を井ノ原によるアコースティックギターでしっとり歌い、夜9時台はミッツ・マングローブ、ギャランティーク和恵、メイリー・ムーによるユニット・星屑スキャットとともに総勢6人で、少年隊の名曲「君だけに」のパフォーマンスを見せた。
「『夢の島セレナーデ』では3人の歌唱力の高さが注目されましたが、『君だけに』では『まさかイノッチを見てキュンとする日が来るとは!』『イノッチの高音が出てない「まいすいーはぁ」にキュンってしちゃってる』『坂本くんにキュンとするのは当たり前。長野くんにキュンとする自分にはちょっと驚く。で、イノッチにキュンとする自分には「嘘?」「マジ?」「何これヤバイ!」』など、井ノ原にキュンとすることに驚く声が相次いだようです」(女性誌記者)
井ノ原にとってアイドル冥利に尽きる夜だったのでは。