これは主演のKing & Prince・永瀬廉ではなく、おそらく主演以外のベテラン俳優らの演技を楽しむドラマと言えるだろう。
7月24日にスタートした「新・信長公記」(日本テレビ系)が大反響となっている。
このドラマは、誰もが知っている戦国武将のクローンたちが15歳になって大集結する銀杏高校の特進クラスを舞台に、旗印戦を繰り広げるエンターテインメント作品だ。日曜の夜に何も考えずに笑えるドラマは、翌日から始める1週間の活力となってくれるのだから、話題にならないわけがない。
「第1話では濱田岳演じるクラスメイトの口ゲンカをさらりと止める黒田官兵衛、三浦翔平演じる史実でもコス好きだったと言われている伊達政宗によるフレディ・マーキュリーのコス姿、満島真之介に至っては、前クールに放送された『ナンバMG5』(フジテレビ系)で演じていた高校時代に関東を制覇した伝説のヤンキー・難波猛と見紛うようなキャラと見た目で武田信玄を演じ、ベテランとして大いに盛り上げてくれたのが印象的でした。次回には史実とは異なる、凶暴で非情な徳川家康を転校生として演じる小澤征悦も加入しますから、ますますベテラン勢の競演が激化することでしょう。ネット上に『脇役が濃すぎ!』『主役のれんれんがベテラン勢に飲みこまれてる!』『これだけ主演が霞むドラマも珍しい』『脇に食われまくりの主役』などの声があがるのもうなずけます」(女性誌記者)
永瀬演じる信長は今後も影が薄いままなのだろうか。