俳優の阿部寛が日本時間の7月25日、米・ニューヨークで開催中の「ニューヨーク・アジアン映画祭」に出席。日本人初となるスター・アジア賞を受賞した。
同映画祭は北米で注目されるアジア映画を取り上げるイベントで、今年は開催20周年になる。そこで選出されるスター・アジア賞はその年、アジアで最も活躍した俳優に贈られる賞で、これまで韓国のイ・ビョンホンやカン・ドンウォン、香港のドニー・イェンらも受賞している。
阿部は黒のスーツ姿で授賞式に登場。英語で「この素晴らしい賞をいただけて本当に嬉しく思っています。また、今世界が大変な時期に、ニューヨーク・アジア映画祭に来てくださった皆さんの顔が見られて、ものすごく幸せに思っています。そして、この映画祭に尽力くださったスタッフの皆さんにもお礼申し上げます。また、私のこれまでの作品を手掛けてくださった、全ての監督、俳優の皆さん、スタッフの皆さんにもここで改めてお礼を言わせてください。本当にどうもありがとうございます」とスピーチした。
映画祭では阿部が主演を務め8月26日に全国公開される映画「異動辞令は音楽隊!」もワールドプレミア上映された。
ネット上では、《阿部さんはビジュアルも演技力でも十分海外で活躍できると思うので、これを機会に大きな仕事に恵まれるといいです》《阿部ちゃんなら世界進出も違和感ないし、デカい外人ともタメを張れる》《阿部さん、今月のカナダの映画祭での最優秀男優賞もめでたいしスター・アジア賞もほんとおめでとうございます!》など祝福の声が殺到した。
「阿部はこの2日前の23日、カナダ・トロントで開催されたラバッツァ映画祭で昨年公開された映画『とんび』で最優秀男優賞を受賞したばかり。今年4月にはニュースサイト『ねとらぼ調査隊』が発表した『海外進出してほしい俳優』ランキングで佐藤健や小栗旬を抑えて1位に輝くなどネットでも活躍を期待されています。
最近では21年にマレーシア発の映画『夕霧花園』にメインキャストとして出演していますし、今回の受賞でさらに海外から声がかかるかもしれません」(芸能記者)
阿部がハリウッドに進出する日も近い?
(柏原廉)