元SMAPで、現在は歌手、俳優として活躍する香取慎吾が7年ぶりにお笑い芸人・明石家さんまと共演し、ファンを大興奮させた。
2人は、毎年クリスマスの時期に放送されていたバラエティ特番「さんま&SMAP! 美女と野獣のクリスマススペシャル」(日本テレビ系)で、1995年から2015年まで共演していたが、2016年のSMAP解散に伴い、番組は終了。以来、さんまと香取が共演する機会もなかった。
しかし、ジャニーズ事務所退所後、歌手活動にも力を入れ始めていた香取は今年の春にアルバム「東京SNG」を発売していることから、7月30日放送の「第11回明石家紅白!」(NHK)にゲスト出演することに。MCのさんまから「慎吾ちゃん、久しぶりやなぁ。何年ぶりになるの?」と声をかけられ、2人の貴重なトークがお披露目された。
この番組の存在を知らなかったという香取は、「さんまさんが会いたいと言ってます」との出演オファーが届いた際には、「『明石家紅白』? 何ですか、それは」と不思議がり、「変な詐欺に遭ってるみたいな」と怪しんでいたと告白。ほかの出演者の欄に郷ひろみや大黒摩季といったベテラン歌手が並んでいるのを発見し、「あ、ホントのやつかも」と、詐欺ではないとわかったという。
また、さんまが「これから歌でグイグイやっていくんだ?」と香取の歌手活動に興味を示すと、「歌は好きですね。歌っていたいです」とコメント。すると、さんまは公私にわたって親しい元SMAP・木村拓哉に楽曲提供したことを引き合いに出し、「俺、今年、木村のアルバムの詞を書いたんですよ。いっぱい書いて向こうに預けて、BEGINがええ言葉を選んで作ってくれよってんけど、ええ仕上がりになって。でも、いっぱい歌詞余ってるんですよ。それ、あげようか?」と香取に提案した。
これに香取は「‥‥余りですか?」と苦笑いしながらツッコミ。それでも、さんまから「いや、慎吾ちゃん、余りのほうがええ時もあるぞ。向こうがチョイスした詞より、余ってる詞のほうがええのがあると思うわ」と勧誘されると、「あの‥‥余りでもいいですよ」と“おこぼれ”を了承した。
「SMAPでは盛り上げ隊長としてトークバラエティ番組で大活躍していた香取だけに、お笑い怪獣のさんまとは息の合ったコンビネーションを見せ、久々の掛け合いを楽しんでいました。また、解散以降はあまりテレビで語られることのなかったSMAPにまつわるトークや、香取と木村の話題で盛り上がるなど、彼らと関係性の深いさんまだからこそ実現した展開となり、視聴者も歓喜の反応を示すことに。『久々の絡みでも、掛け合いが昔と変わらず、あの頃の気持ちで見ている自分がいました』『さんまさんのSMAP愛を感じた』『慎吾ちゃん、さすがのトーク力』『これは最高でした!』などの声が並んだほか、木村と香取の関係性を心配するファンからは『木村君の余りをやるという部分はいらなかった』『ちょっと失礼』『キワどい切り込み方だなぁ』などの反応もありました」(テレビ誌ライター)
木村ファン、香取ファン、そして、SMAPのファンからは、それぞれ微妙に異なる感想が出たものの、大半はさんまと香取のレアな共演を楽しんだ様子。引き続き、香取をはじめ、草なぎ剛や稲垣吾郎といった面々にもバラエティ番組出演のチャンスが巡ってくることを期待したいところだ。
(木村慎吾)