いま、遺伝子検査がどんどん進化しています。検査キットにより、自宅にいながら数分で手軽に受けられるものや、スマートフォンアプリ上で結果を確認できるものなども登場。検査自体は手軽ながらも、検査結果は精密になってきているようです。そんな遺伝子検査、いったいどんなことが分かるのでしょうか? 最新の遺伝子検査を3つ紹介していきましょう。
■ジェネシスヘルスケア「GeneLife WGS」
病気は自ら防ぐ時代。遺伝子レベルで疾患リスクを把握しておくことは、何より重要なことといえるかもしれません。
これは、ジェネシスヘルスケアが18年におよぶ遺伝子研究を経て2022年8月1日に発表した、日本初となる全ゲノムシーケンシング遺伝子検査キット。唾液を採取するだけの5分で終わるという簡単な検査です。6,500項目以上の遺伝的な疾患リスクや体質などを解析するそうです。
具体的には、癌、心筋梗塞、高血圧症などの心血管系疾患、免疫不全や筋ジストロフィーなどの希少疾患、アルツハイマー病、認知機能障害、糖尿病、メニエール病などの疾患リスクが分かるとか。スマートフォンアプリで、2週間後に検査結果が確認できるというのも便利です。
■TOAMIT「ジェノ ダイエット対策 太りやすい遺伝子調査」
女性にとって気になるのは、自分が“太りやすい”かどうかではないでしょうか。この遺伝子検査では、まさに自分の遺伝子レベルの太りやすさを知ることができるとか。タンパク質、糖質、脂質という肥満に関わる3種の遺伝子を分析し、自分の遺伝体質を知ることで、無理のないダイエット方法が分かるそう。ダイエットが上手くいかないという人は、自分が本来持つ体質と向き合ってみるのもいいかもしれませんね。
■DNA FACTOR「子どもの能力遺伝子検査キット」
子を持つ親としては、我が子の遺伝子のことも知りたいと思いますよね。この遺伝子検査では、子どもが生まれながらにして持つ能力を遺伝子から解析し、親でも気付かない子どもの可能性を知ることができるのだとか。現役ドクターが作り上げ、ドクターコメントも付いた鑑定書が付いてくるので、結果を有意義に活用できそうです。
遺伝子検査は、進化する研究によりどんどんレベルが上がっているようです。受けた後の結果の生かし方も問われそうですね。興味のある方は利用してみてはいかがでしょうか。