タレントのデーブ・スペクターが8月28日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演し、「新しい家族の形」として暮らしていくことを発表したモデル・ryuchellとpecoについて言及した。
2016年の結婚以来、おしどり夫婦としてメディアにたびたび出演し、18年には第一子となる男児をもうけている2人だが、8月25日に離婚を発表。ryuchellは「“夫”としての生き方についてお話しさせていただく機会が増えていく中で、“本当の自分”と、“本当の自分を隠すryuchell”との間に、少しずつ溝ができてしまいました」とし、“男らしさ”や“夫らしさ”を体現し続けることに辛さを覚えるようになったという。
「このままでは自分が本当にダメになって、一番守りたい家族のことも守れなくなってしまう」と感じたryuchellは、これまでの葛藤や本当の気持ちをpecoに告白。彼女からは「『今まで辛かったね』と泣いて抱きしめてくれました」と温かい反応があったと綴っている。
別れを打ち明けたインスタグラムの長文投稿では、“離婚”とは記載せず、引き続き、pecoや息子とともに「人生のパートナー」「新しい家族の形」という関係を構築し、一緒に生活をしていくと語ったryuchell。
これに対し、デーブは「違和感があるのは、非常に(説明の仕方が)曖昧なんですよ。いきなりすぎて、キッカケは何だったのか。もっとハッキリ言ってもいいと思う。ビジネス的にやってこられてきたわけだから。何なのかみんな気になってる。何でこういうことを言い出したのかよくわからない。何で形を変えないといけないの?」とコメントした。
よりわかりやすく説明するべきだとしたデーブには、スタジオの女性陣から反論が相次ぐことに。モデルのみちょぱは「そこは2人のことだから別に言うべきではない。なんで全部言わなきゃいけないの?」と指摘すると、長谷川ミラも「2人のことなので、(周囲が)とやかく言うことではない」と一蹴。勇気を出して思いを打ち明けたryuchellを「応援する若者は多いと思います」とも語った。
加えて、デーブの見解には、番組MCのお笑いコンビ・爆笑問題の太田光もryuchellが直面した心情や考え方の変化を「言葉で上手く説明することはなかなか難しい」として、これ以上の説明は不要と指摘。みちょぱ、長谷川、太田の3人から反論される立場となり、途中には「じゃあもういいですよ」とデーブが不貞腐れるような場面もあった。
それでもネット上では、「デーブの意見が多くの視聴者の意見だと思いましたよ。だって本人が発信した情報なのだから」「確かに何が言いたいのか曖昧でよくわからない発表でした」「デーブの疑問はすごく真っ当だと思います」「かなり中途半端で真意が伝わらない報告だったことは確かです」と支持する声が多く見られる。
「そもそも、ryuchellのインスタグラムの投稿文からは、離婚発表という趣旨が伝わらず、『何の報告かわからない』とする指摘も散見されており、より詳しく事情を話してほしいと感じたのはデーブだけではなかったようです」(テレビ誌ライター)
なお、pecoは8月27日に更新したインスタグラムから「りゅうちぇるの決断や勇気は生半可なものじゃないんだと示すためにも、戸籍上でも、夫婦ではなくしても家族という枠にいられるよう、今最善の方法を見つけて進めようとしているところです」と説明。夫婦として離婚はしたものの、3人の家族の形はこれまで通り継続していきたいとの考えを示している。
あまり前例のないケースの報告なだけに、世間に対してどこまで詳しく説明するべきかは悩ましいものだったのだろう。
(木村慎吾)