ネット上で「もっと話題になっていいと思うほどよくできていておもしろい」との声が相次いでいるのは、現在放送中の夏菜、新川優愛、白洲迅がトリプル主演するドラマ「個人差あります」(フジテレビ系)だ。
突如性別が変わってしまう「異性化」に翻弄される夫婦の物語で、異性化する夫役を夏菜(女性)と白洲迅(男性)2人で1役を演じ、戸惑う妻を新川優愛が演じている。
作中では、晶(夏菜)が会社の先輩・雪平(馬場徹)と出張時に一夜を共にしたことで男性にリバース。その後、苑子と一夜をともにするとまたしても異性化するのだが、ファンタジーな内容でありながらまったく違和感なく見ていられるのは、ひとえに役者陣の演技の賜物と言えるだろう。
特に夏菜演じる女性時の晶は、白洲演じる男性時の晶が透けて見える感じがすばらしく、ネット上では「夏菜の演技力すごい!」と称賛の声が飛び交っている。
「2021年にドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)で綾瀬はるかと高橋一生が入れ替わる演技が評価されていましたが、夏菜も負けていません。彼女の代表作といえば、2011年公開の映画『GANTZ』や、2012年のNHK朝ドラ『純と愛』を挙げる人が多いと思います。そこから代表作が上書きされずに止まっていた感がありますが、今作は間違いなく夏菜の代表作になる出来栄えだと思います」(テレビ誌ライター)
原作漫画はすでに完結しているため、今後の展開はある程度予想できるが、ドラマがオリジナリティを打ち出してくる可能性もあるので、最終回まで見逃せない。