秋口は夏の疲労が抜け切らずに代謝が低下したり、思わぬ冷えに見舞われたりして「むくみ」に悩まされやすい時期です。過ごしやすい気候になったからと、張り切って運動をする際にも注意が必要ですよ。次のようなケアで、むくみを予防・改善してスッキリさせましょう。
■お風呂でのマッサージ
お風呂は全身の巡りをよくするチャンス。湯船に使って体を芯から温めながら、マッサージで血行を促進させましょう。マッサージといっても、難しいことをしなくてOK。足先から足の付け根に向かってさすり上げるように、手先からわきに向かってさすり上げるように、末端から中心に向かって指圧しながらさすりましょう。
■ふくらはぎを動かして全身の血流をスムーズに
下半身の血液やリンパ液を重力に逆らって流すには、筋肉の働きが不可欠です。ふくらはぎの筋肉には血液を心臓に送り戻すポンプ作用がありますから、ここを鍛えて巡りをよくしましょう。道具なしでどこでもできるふくらはぎトレーニングとしてオススメなのは、立った状態でかかとを上げ下げする運動。気付いたときに30~50回かかとを上げ下げすることで、自重を活用してふくらはぎの筋肉を刺激することができますよ。
■塩分の取り過ぎを防ぐカリウムを摂取する
食欲の秋は食べ物が美味しく感じる季節ですが、塩分の取り過ぎはむくみの原因となるので注意が必要です。塩辛い味付けを控えるとともに、塩分の取り過ぎを調節する働きのあるカリウムが豊富なさつまいもや鮭、柿など、秋の味覚の力を借りてむくみ対策をしましょう。
季節の変わり目はいつもよりていねいに食べ物や過ごし方を選んで、「むくみ」知らずのスッキリボディに整えましょう。
(Nao Kiyota)