元衆院議員でコメンテーターの豊田真由子氏が9月12日放送の「よんチャンTV」(MBS)に出演し、安倍晋三元首相の国葬に欠席する意思をSNSでアピールした2人の先輩議員について言及した。
9月27日に実施される国葬を巡っては、その費用などの観点から、世間の大きな関心事となっているが、立憲民主党・辻元清美参院議員と、蓮舫参院議員の反発のやり方は物議を醸すものだった。
2人は、岸田文雄首相名義で自身に届いた国葬の案内状を撮影し、ツイッターにアップ。辻元氏は安倍元首相と旧統一教会の関係性などを指摘した上で「納得いかない。欠席します」と綴ると、蓮舫氏も辻元氏のツイートを引用した上で、「閣議決定だけで時の政権が国葬を決める」点を批判し、同じく「欠席します」とした。
わざわざ国葬に「行かない」と宣言する行為には、実業家のひろゆき氏も「遺族と参列者に失礼」と批判していたが、2人の後輩である豊田氏も「国葬に関する是非はあるし、参列しないのは個人の判断なんですけれども、お葬式は故人を悼んで、ご遺族の悲しみに寄り添うために参列するものなので、そこを“行ってやらんからな!”みたいなことをアピールするためにお使いになるのは望ましいことではないように思います」と苦言を呈した。
番組では、国葬案内状をSNSにアップするという行為についての世論調査を実施し、およそ60%が「よくない」と回答したと紹介。
「国葬の実施に反対することと、その案内状を公開した上で、欠席することをわざわざ大々的に強調することは分けて考えるべきとする声が多いですね。豊田氏は、辻元議員と蓮舫議員を『パワフルな女性議員の先輩』と表現しつつも、2人の行為を『望ましいことではない』とバッサリ。視聴者からも『豊田氏のご意見が本当にまともに感じます』『正論』『おっしゃる通り!』と賛同する声が多く飛び交っていました。17年には秘書に対する『このハゲーー!』などの暴言騒動で炎上した豊田氏ですが、コメンテーターとしての活動を始めると、『豊田さんの解説やコメントは信頼できる』と世間からの心象は良くなっている印象です」(週刊誌記者)
今回の件で、蓮舫議員や辻元議員の株が下がる一方で、豊田氏の評価は急上昇したようだ。
(木村慎吾)