俳優の小栗旬が主演を務める大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)の第36話が9月18日に放送され、“武士の鑑”と呼ばれた中川大志演じる畠山重忠と北条義時(小栗)の一騎打ちに、ネット上には歓喜の声が寄せられている。
第36話では、時政(坂東彌十郎)が三代将軍・源実朝(柿澤勇人)から討伐の下文をせしめたことを知り、重忠は義時からの助言で鎌倉殿に申し開きをするためにわずかな手勢を引き連れて武蔵国を立つ。しかし鎌倉にいた息子・重保が人質になりそうになり、抵抗するも討死。“畠山家”の名誉を守るために戦を決意する。
「多勢に無勢の中、戦に不慣れな泰時(坂口健太郎)を攻める作戦に出るも義時が駆けつけて、重忠との一騎打ちに及ぶクライマックスシーンでは、落馬した2人が素手で殴り合う展開に。重忠は義時を殺すことができたにもかかわらずトドメを刺さず、その場を去るも、その後落命。この場面を見た視聴者からは、『こんな泥臭い熱いタイマン、歴史物で見たことない』『凄まじすぎて言葉で表現できない』『畠山の最後は、武士としてかっこよすぎて感動した』といったコメントが、ネット上に書き込まれています」(テレビ誌ライター)
壮絶な最期を演じた中川は、「小栗さんから『きれいな立ち回りではなくて、すごく泥臭いものにしたい』という話があり、僕も同じ意見」だったとコメント。戦闘シーンの撮影は3日間に及び「小栗さんも僕も体力的にボロボロの状態。夏にやることじゃないなと思った」と話している。
そんな中川には、早くも大河ドラマ主演を切望する声が上がっている。
「中川が大河ドラマに出演するのは2011年『江~娘たちの戦国~』の細川光千代役、2012年『平清盛』の少年時代の源頼朝役、2016年『真田丸』の豊臣秀頼役に続き4回目。ネットでは『NHKの秘蔵っ子として着々と大河主役への道をまっしぐら』『近いうちに大河主役をやってくれないと納得できない』といった声や、戦国武将の立花宗茂や上杉謙信、幕末の志士・高杉晋作など具体的な歴史上の人物をあげるコメントも寄せられています」(女性誌記者)
現在、24歳の中川大志。果たして、何役で大河の主役を射止めるのか。今から楽しみだ。
(窪田史朗)