新型コロナウィルスの影響で撮影収録がどんどん前倒しになっている連続ドラマ。いつまた非常事態宣言が発令されたり、出演者やスタッフに感染者が出たりするかわからないのだから、スケジュールが前倒しされるのはわからないでもない。
その一環ということなのか、来年1月スタートのドラマ「大奥」(NHK)のキャスティングが発表された。このドラマは、よしながふみ氏による同名漫画が原作で、謎の疫病により男子の人口が急速に減少した結果、史実における男女の役回りが逆転した江戸時代における大奥を描いた歴史SFファンタジー。2010年には二宮和也と柴咲コウらにより映画化され、2012年には堺雅人、多部未華子、菅野美穂によりTBSでドラマ化後、映画化もされている。
NHK版の新作「大奥」では、徳川家光(堀田真由)と万里小路有功(福士蒼汰)、徳川綱吉(仲里依紗)と右衛門佐(山本耕史)、徳川吉宗(冨永愛)と水野祐之進(中島裕翔)の3組のエピソードに加え、これまでの実写化作品では描かれていなかった大政奉還に至るまでのプロセスが描かれる。
「過去作品の出演者の印象が記憶に残っている人々が多いようで、ネット上には『これまでのドラマや映画に比べて小粒感ハンパない』『NHKドラマなのに出演者が地味』『オファーを断った人がたくさんいた結果のキャスティング?』『予想していた人がまったくキャスティングされてなくて残念』など、どんよりした声が目立っています。しかし、春日局を演じる斉藤由貴に対してだけは『ドラマで麻生祐未が演じてて鬼っぷりがよかったから、斉藤由貴はどう演じるんだろう』『斉藤由貴は演技がうまいから楽しみ』など、期待の声があがっています」(女性誌記者)
小粒キャストの中では、ひと際存在感を放ちそうだ。