最低限の防災セットを揃えたら、追加で自宅に常備しておくと安心なのが“マストで必要なものではないけれど、あるともっと過ごしやすくなる” グッズです。そこで、自宅や避難所で過ごす場合に便利な3アイテムを紹介していきましょう。
■おむつ・生理用ナプキン
すでに持ち出し用の防災リュックに入っているという方は多いかもしれませんが、荷物が多くなるからと一時避難用には入れてない方もいるでしょう。避難場所に到着するまでの間には使わないことが多いものですが、避難所での生活中、物資が届くまでに時間がかかる場合を考えると持っておきたいグッズです。本来の使い方はもちろん、吸水力が高いため、濡れた服や床を拭くのにも役立ちます。
■汗拭きシート
数日間お風呂に入れないという事態に陥ったときに使いたくなるのが汗拭きシート。手軽に汚れや汗を拭き取ることができます。水を使わないシャンプーなども便利ですが、普段使用しないため「わざわざ買うのは……」と躊躇する方もいるかもしれません。そんな場合は、普段使いの汗拭きシートを多めに購入し、予備を持ち出し用に保管しましょう。追加で購入したら防災バッグに入れたものと交換して使うようにすると、無駄使いを防ぎやすくなります。
■食品加熱パック
非常食を「温めて食べたい!」という願いを叶えてくれるのが、食品加熱パック。専用の袋に発熱剤を入れ、温めたい食品や飲料をパックや缶ごと入れて水を注ぎ、蓋(チャック)を閉めます。発熱剤が温まり、蒸気の力で食品や飲料を温めてくれるという優れものです。寒い時期にはとくに重宝するでしょう。
最低限の荷物で逃げて身の安全を確保するという意味では不要なものも、電気やガス、水道が断たれた家や避難所で数日間過ごすとなると重宝されるものがたくさんあります。もしもの事態を想像して、心に余裕を作るための追加物資を準備してはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)