鉄道好きだと仕事につながるからなのか、鉄道ファンを公言するタレントは少なくない。だが、好きの程度が軽いと、「ビジネスオタク」「にわか」認定されることも。鉄道好きを明かすのはタレントにとって諸刃の剣となっている。
なにわ男子の大西流星は10月6日、「NHK NEWS おはよう日本」(NHK)で鉄道好きであることを明かし、鉄道愛について語った。すると早くも大西の鉄道好きがどの程度のものなのか、ジャッジが始まることに。
大西によると、乗り鉄で新幹線に乗って出かけるのが好きなのだが、同時に写真も撮るのだという。日帰りで新幹線旅行に行くこともあるそうで、旅先で何かをするというより新幹線に乗るのが目的であると話した。
アイドルを目指す前は鉄道関連の仕事に憧れていたと明かし、小学生の時は「JR東日本の運転士になりたい」という夢を持っていたという。
さらにスマホの壁紙は自分が撮影したドクターイエロー(新幹線の軌道・電気設備・信号設備を検査するための事業用新幹線車両)の写真であると告白している。
これに鉄道ライターはこんな感想を抱いたという。
「これまでの話だとそれなりに鉄道好きだと思いました。ただ、新幹線の連結が好きで写真を撮ると明かし、E5系新幹線とE6系新幹線の連結部分の写真を披露したのですが、肝心の連結部分が自身の顔で見事に隠れていたんです。本当に好きなら自分が左右どちらかにどいて、連結部分を中心にして見せるはず。好きではあるがガチではないのかなという気がします」
大西はほかにこんな発言をしている。目指すアイドル像を列車に例えると何になるかと質問されると、3つあるとしてまずリニアモーターカーを挙げ、「夢がいっぱい詰まっている。想像がつかないわくわく感がある」と話した。
次は0系新幹線こだま。「親しみやすさがあるし、各駅停車でファンの方を置いていかぬよう、ゆっくりと1つ1つの夢をかなえていく」というのが理由。
最後はドクターイエロー。「人に幸運をもたらして、悲しい気持ちを修復できるアイドルであればと思う」と明かした。
「挙げた列車もその理由もとてもうまくまとまっていました。ただ、まとまりすぎている気も…。目指すアイドル像を聞かれて、0系新幹線と答えるのであれば納得ですが、『0系こだま』となると少し不自然な気がします。この理由ならただの『こだま』でよかったのでは。脚本が用意されていたと考えるのは邪推しすぎでしょうか」(前出・鉄道ライター)
大西がどのレベルの鉄道好きなのか、答えを出すにはもう少し情報が必要だろう。