9月30日に嵐・相葉雅紀の8年ぶりの主演映画「“それ”がいる森」が公開された。興行通信社シネマランキング(10月1~2日)によると、全国354館で拡大ロードショーされ、初登場4位にランクイン。土日2日間で動員9万9000人、興収1億2400万円、初日からの3日間で動員12万9000人、興収1億6500万円という成績だった。
同作はJホラーの巨匠、中田秀夫監督によるホラーエンターテインメント。田舎町で次々起きる不可解な怪奇現象に巻き込まれる親子を描く。
「一昨年、亀梨和也主演で中田監督が手がけた『事故物件 恐い間取り』が23.4億円の興行収入を記録。今作も同じくジャニタレ+ホラーですが、王道のJホラーでなくそこからの進化を試行錯誤した結果、全く別ジャンルの映画になってしまいました。その結果が初登場4位という冴えない成績に。国民的アイドルの8年ぶりの主演映画としては、寂しい数字と言わざるをえません」(映画ライター)
ツッコミどころ満載ないじられっぷりは、2月に公開された山田涼介主演「大怪獣のあとしまつ」以上とも言われている。「大怪獣ー」はシリアスSF映画と思いきや、実は脱力系ギャグ映画で、ギャップありすぎな内容に落胆した観客が続出し、ネット上で炎上した。
「相葉の映画も同様で、あるサイトでの作品評価は5点満点の2.5点。ネタバレサイトのコメントは実に辛辣。正統派の幽霊映画で怖がらせてくれるかと思いきや、『プレデター』をパクったような宇宙人映画で、恐怖で悲鳴をあげるつもりが笑い転げて涙が出る代物だったという意見もありました」(芸能ライター)
興行通信社シネマランキング速報によると、翌週末(10月8~9日)のランキングは様変わり。2位に初登場の「呪い返し師‐塩子誕生」がランクイン。これは、幸福の科学総裁・大川隆法氏製作総指揮・原作によるファンタジー・ホラー・サスペンス。“呪い返し師”塩子が、女子高のオカルト研究部員たちと協力し、呪いに苦しむ人々を救う勧善懲悪作品。4位には初登場の「7人の秘書THE MOVIE」が入り、相葉映画は7位に滑り落ちてしまった。
「この分では8月に公開された嵐・二宮和也主演映画『TANGタング』より低い数字に終わりそう。相葉も大ハッスルで二宮や櫻井のレギュラー番組をはじめ、ワイドショーからバラエティ番組にまで出演し、宣伝しまくっていたのですが‥‥」(ジャニーズ・ウオッチャー)
不評の原因が、相葉の演技‥‥というわけでもなさそうなところが、ファンにとってはせめてもの救いか。
(塩勢知央)