水谷豊主演ドラマ「相棒 season21」(テレビ朝日系)が10月12日にスタートし、世帯平均視聴率は17.3%を記録。前シリーズの初回15.2%を大きく上回った。
今シリーズから杉下右京(水谷)の相棒になったのは、2006年に単発ドラマで始まった今作の初代相棒の亀山薫(寺脇康文)が、約14年ぶりに帰ってきたことで注目されていた。その話題性が、そのまま視聴率につながったと言えよう。
ネット上にも「亀山が戻って来るこの時を何年待ったことか‥‥嬉しすぎるよ」「待ってました。亀山薫が戻ってきた。最高の相棒です」「私は亀山さんの時の相棒がいちばん好きだ。本当に嬉しい!ありがとう!」など、歓喜の声が数多くあがっている。
しかし、観終わった感想はというと「つまらなかったのひと言」「つまらない。ただそれだけ」「これ、亀山出てなかったら史上最低レベルのつまらなさ」「期待値高かったけど、つまらなかった」など、残念なコメントが並んだ。
「杉下と亀山の再会は、もっと軽いノリで観たかったという意見が多くありました。『政治とか国際的な話になると重いし暗いし面白くない』と感じたようです」(テレビ誌ライター)
亀山は、NGOのスタッフだった友人が殺害され、その友人の遺志を継ぐべく、サルウィン(架空の国)に旅立った。今回は、サルウィンの親善使節団の一員として帰国。事件は一緒に来日した、腐敗したサルウィン政府を倒した反政府運動のリーダーに対する脅迫文が届く‥‥というもの。いくら杉下と亀山の名コンビ復活とはいえ、刑事が解決できるような内容ではないと、視聴者も不思議に思ったようだ。
相棒シリーズは、連日のように地上波やBSで再放送されており、昔の話のほうがよかったと思う視聴者は少なくない。これからの展開に期待したいところだ。