俳優の竹野内豊が10月16日、京都で開催された「京都国際映画祭2022」の授賞式に出席。久々の公の場への登場となった。
竹野内は国際的な活躍が期待される俳優に贈られる「三船敏郎賞」を受賞。客席から歓声を受けつつ登壇した竹野内は、20年前のイタリア・フィレンツェでの映画撮影でのエピソードを披露した。
当時、竹野内はイタリア人のスタッフから撮影初日に『Do you know Mifune?』と聞かれたといい、その後もスタッフの間から「Mifune」とたびたび聞こえてきて「(三船敏郎が)世界中の人たちの心をいつまでも魅了し続けている」と感じたのだという。竹野内は「そんな偉大な人の名のある賞を、まさかいただけるとは。心から感謝しています」と受賞に喜びを見せた。
「竹野内は昨年末、26年間所属した大手芸能事務所『研音』から独立。しかしその後、目立った出演が減り、正月放送のスペシャルドラマ『義母と娘のブルース 2022年謹賀新年スペシャル』と5月公開の映画『シン・ウルトラマン』のみだったため、一部報道で音信不通状態であると報じられ、“セミリタイア説”も飛び出しました。実際は『映画 イチケイのカラス』『唄う六人の女』『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』と来年公開予定の映画が3本控えており、セミリタイヤどころか意欲的に撮影に挑んでいたようです」(芸能記者)
地上波への出演がなくなると“消えた”と噂されてしまうのはよくあること。ネット上でも《映画は撮影から公開まで何年もかかるものもあるから、今、出演してないからって仕事してないとは限らない》《勝手にマスコミが心配してるだけ。働き方は竹野内さんの自由》などファンからは異論の声も。独立したこともあり、映画出演を主軸にして自分のペースで仕事をしていくつもりなのかもしれない。
竹野内の現在の地上波での出演は「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」(NHK)のナレーションのみ。次は声だけでなく演じている姿も地上波で見せてほしいものだ。
(柏原廉)