8月19日に東京国際フォーラムで開催されたディーン・フジオカのイベント「FamBam Birthday Bash」。フジオカの誕生日と公式ファンクラブの設立を祝う同イベントは、彼にとって初めてとなる東京での単独ライブであり、ファンなら必見のはずだ。ところがそのチケットが完売していなかったというのである。音楽ライターが説明する。
「今回使用するホールAは5000席にも及ぶ、都内でも有数の巨大な会場です。1階席だけでも3000席あるうえ、開催日が平日とあって、生半可な集客力では埋められない規模なのは明らか。所属事務所のアミューズでは今のフジオカ人気なら完売できると欲張ったのでしょうが、その判断は裏目に出てしまったようですね」
この10月からは日曜21時の連続ドラマ「蘇る男」(仮題、TBS系)にて織田裕二と共演すると噂されているフジオカ。いまや恋愛ドラマに欠かせないイケメンとしての人気も確立し、アルバムの売れ行きも順調だというが、その初ライブがなぜソールドアウトできないのだろうか。音楽ライターはこんな見立てを口にする。
「36歳を迎える彼は10代~20代の女性にとってはすでにオジサンで、ファンの中心層は30代以上のはず。しかし年齢が高くなるほど腰も重くなり、ライブにはあまり足を運ばなくなるものなのです。もう一つはフジオカの強いこだわりですね。敬虔なクリスチャンの彼は今回のイベントをチャリティーの一環と捉えており、誕生日プレゼントを全面禁止にしたうえで、缶詰など食料の寄付のみを受け付けています。日本ではこういった姿勢は『面倒くさい人』と受け止められがちで、ライブ参戦を敬遠したファンも少なくないでしょう」
逆に言えば、そんなフジオカの事情をわかったうえで足を運ぶファンは、かなりの忠誠心を持っていると判断できそうだ。フジオカのことが心から好きなのであれば、今回のライブ参戦は絶好のチャンスかも?
(金田麻有)