かつての視聴率女王・松嶋菜々子主演のドラマ「営業部長 吉良奈津子」(フジテレビ系)が、低視聴率のため“打ち切りか?”との憶測が飛び交っている。
初回こそ10.2%と2ケタ台の好発進だったが、2話目は7.7%と急降下。そしていよいよ8月18日放送の5話目では、5.2%とゴールデンタイムとしてはシャレにならないほどの凋落ぶりなのだ。
テレビ誌のライターは「オリンピックがあるとはいえ、ヒドイ数字」と言う。
「一向に回復しない視聴率に制作スタッフも迷走したのか、正直、何を伝えたいドラマなのか、焦点がぼやけた物語になってしまったように感じます。スタート時は出産・育児休暇から仕事に復帰し奮闘する母親の姿を描くべく、様々な伏線を張っていたのですが、それが“空中分解”してしまった。スカッとする部分もなく、モヤモヤした気持ちしか残らないため視聴者のストレスも増すばかり。あれやこれや、問題を詰め込み過ぎて、散漫になってしまいました」
10月からはドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」(TBS系)で菅野美穂との共演が決まっている松嶋。このドラマで女優としての評価を挽回しないと“主演女優”としては正念場を迎えることになるかもしれない。