あなたは、人から「巻き肩」を指摘されたことはありませんか? 実はこれ、肩凝りや首痛、猫背などの元凶ともいわれているのです。
そう述べているのは、「肩こり、首痛、ねこ背が2週間で解消!『巻き肩』を治す」(サンマーク出版刊)の著者である骨と筋代表の宮腰圭さん。巻き肩は確かに見映えがあまりよくないですし、肩や首の凝りを感じている人も多いかもしれませんね。
そもそも、巻き肩はどうして起きるのでしょうか? それは、現代人のほとんどの人が、パソコンやスマホを見るときに姿勢が前屈みになっていることが挙げられます。さらに、腕を前に出している状態でもあるからです。
バランス整骨院代表の花谷博幸さん著、心神診療室院長の高木智司さん監修「肩を回せばねこ背は治る!」(マキノ出版刊)には、巻き肩の原因が次のように書かれています。巻き肩の姿勢は、体の前側、つまり胸の前の筋肉が縮んで緊張・硬直している状態なので、体の後ろ側の背中が、胸の前の筋肉にひっぱられて伸びてしまい、同じく緊張・硬直した状態なっているから。この状態を繰り返し長時間続けることで、肩が前に出て内側に巻いてしまうのだとか。
では、どうすれば巻き肩を解消できるのでしょうか。そのひとつの方法が、姿勢を正して作業をすることです。パソコンやスマホを使うときには、背筋を伸ばして正しい姿勢をキープ。また、胸や背中の筋肉を鍛えることでも、解消につながるそうですよ。
また、複数の専門家が巻き肩を改善するメソッドを発表していますから、これらも参考にしてぜひ解消してくださいね。