水谷豊主演ドラマ「相棒 season 21」(テレビ朝日系)の第4話が11月2日に放送され、世帯平均視聴率は13.7%だった。
この日は、仕事を終えた杉下右京(水谷)と亀山薫(寺脇康文)が、乗り込んだタクシーの中で血液の付いたマフラーを発見する。運転手から直前の乗客の情報を聞き出すと、その男性は帰宅前、途中でロープを買っていたことがわかる。不穏な空気を察して追跡すると、男は両親の遺産を食いつぶして暮らす堂島(矢柴俊博)という独身の遊び人と判明した。杉下は堂島に接触し、亀山は堂島の周辺をあたると、捜査一課の伊丹(川原和久)らが捜査している強盗殺人事件とも関わってくるのだった。
今話に対し、ネット上には「久々に、相棒を見たって気持ちに浸れました。右京さんの身近で都合よく事件が起き、亀ちゃんが走り回って裏とる感じ、懐かしい!」「よかった。古き良き時代の相棒に戻ったようで嬉しいです。余韻の残る泣けるハッピーエンドでした」「相棒っぽかった」などの感想が並んだ。
「4話は、杉下・亀山コンビの典型的な事件解決のパターンでした。日常のふとした疑問に杉下が気付き、亀山が動く。それが事件につながり解決していく。その裏には、ハートウォーミングなエピソードがある。『この路線が相棒!』と、視聴者も大満足だったようです」(テレビ誌ライター)
ラストシーンで杉下がわなわなと震えながら犯人を叱責する場面が目立ったが、政治色もなく穏やかな雰囲気の中で事件が解決するパターンが、視聴者の求める“THE相棒”なのかもしれない。