King & Princeと、彼らを愛する“ティアラ”たちの勢いが過熱している。オリコンは11月9日、同グループの最新シングル「ツキヨミ/彩り」が同8日付のデイリーシングルランキングで1位を獲得したと発表した。
同作は、平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が脱退することが発表されてから数日後に発売となった影響により、デビューシングル「シンデレラガール」を上回るペースの大ヒットに。発売初日の売上が60.8万枚を記録し、これまでの自己最高初週売上だったデビュー曲の57.7万枚を凌駕した。
異例のロケットスタートを切った新曲だが、その背景には、彼らの“分裂”を受け入れられないファンによる悲願と、SNSでの呼びかけがあった。
「キンプリは2018年のデビュー直後から、グループとしての目標をCDのミリオンヒットだと宣言してきましたが、『シンデレラガール』の最終的なセールスは約79万枚と惜しくもミリオンとはならず。そこで、“ティアラ”たちは来年5月の3人の脱退を前に、5人の夢だった100万枚セールスを実現させようと躍起に。SNSには『ツキヨミとシンデレラガールを絶対にミリオン突破させてあげたい! 皆さんも協力よろしくです!』『微力ながらCD買わせていただきました』『ティアラたちの思いをキンプリちゃんに届けたい』との声があふれ、中には『事務所が彼らを手放すことを後悔させたい』との動機のもとで“爆買い”に走るファンも。なんでも、4年前に発売した『シンデレラガール』のCDを追加で購入する“追いデレラ”なるムーブメントも起きており、改めてキンプリがファンから愛されていることが伝わりますね」(テレビ誌ライター)
5月以降はKing & Princeの屋号を2人で支えていくことになった高橋海人と永瀬廉の残留組についても、「私は“れんかい”2人のキンプリになってから初めて出すシングルをオリコン1位はもちろん、なんならミリオンまで押し上げたい。2人はめちゃくちゃ不安なはずだから、その不安を吹き飛ばしたい」とする声があった。
重大な危機に直面しているキンプリだが、これだけアツいファンの助けがあれば、このピンチも乗り越えられるかもしれない。
(木村慎吾)