夫婦喧嘩はどうしてもネガティブなイメージがありますが、実際のところ、「夫婦には必要」という考え方もあるようです。どういうことなのでしょうか。
心理学者である齊藤勇さん監修「面白いほどよくわかる! 『男』がわかる心理学」(西東社刊)によれば、夫婦喧嘩は心理学的にカタルシスであり、ガス抜き効果が得られるのだとか。カタルシスとは、抑圧されていた悩みや苦しみが流されたように感じて清々しい気持ちになること。日頃の不満を溜め続けていると、夫婦の関係はいつか破綻してしまいます。夫婦喧嘩は、よきストレス解消のタイミングなのかもしれませんね。
また、心理学者である渋谷昌三さんの著書「人を傷つける話し方 ほっとさせる話し方」(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)でも、男女の喧嘩はカタルシスに繋がるとし、「ケンカしても仲直りできる関係が理想的」だと書かれています。
夫婦喧嘩になるのを避けている夫婦もある中、頻繁に喧嘩をしては仲直りしているような夫婦のほうが、かえって良好な関係を続けられるのかもしれませんね。