俳優のいしだ壱成が監督・演出家として始動。巨額の制作費を見込んだ企画書に名を連ねる俳優たちには“ある特殊な共通点”があることを、ニュースサイト「週刊女性PRIME」が11月22日に報じた。
同記事によると、インタビューに応じたいしだはこれから監督・演出家としても動き出したいと明かし、その理由として以前、とある先輩に「いい役者というのは、監督も撮影もできなくてはいけない」と言われたためだという。そこで、いしだは以前、中国映画に出演した経験やツテを生かし、日中合作の映画作りをライフワークとして始めたという。
いしだは自身が考えている映画の企画書を公開。それによると「大型新人情報 奇才演出家、いしだ壱成が手がけた大物がこの冬禁断のデビュー!!」という書き出しからはじまり、出演を申し込みたい俳優には沢尻エリカ、酒井法子、ピエール瀧、田代まさし、伊勢谷友介などの名前がズラリ。いずれも法律違反の薬物により世間を騒がせた人ばかりで、これは過去の不祥事を乗り越えたいしだなりの思いも込められたキャスティングだという。
いしだは彼らがドラマに出られなくなったことをもったいないとし、「国内の作品に出られなくても、中国で撮影すれば大丈夫」と太鼓判。すでに何人かにはメールなどで打診しているという。
ネット上ではこのいしだの発言に対し、《豪華な薬物メンバー》《田口淳之介、田中聖も出演させてね》《高橋祐也も追加で!》《押尾学はさすがに無理か》《主題歌はマッキーですか?》《主題歌はASKAで》など悪乗りした意見で盛り上がっている。
「いしだの語る企画は制作費など荒唐無稽で、本当に実現できるのか疑問符が付きますが、過去に不祥事を起こした人たちばかりをキャスティングしようとする発想は独創的。奇しくもハリウッドでは悪役を題材にしたヴィラン映画が数年前からヒットを連発し、ちょっとしたブームになっています。代表的なところでは14年と19年公開の『マレフィセント』シリーズや16年と21年公開の『スーサイド・スクワッド』シリーズ、18年と21年公開の『ヴェノム』シリーズ、19年公開の『ジョーカー』など。不祥事を起こした俳優達で『スーサイド・スクワッド』や『サンダーボルツ』などのヴィランチーム映画を作れば、リアルとフィクションがない交ぜになった、かつてない映画が生まれるかもしれません」(映画ライター)
いしだの妄想にお金を出してくれる人がいればいいが。
(柏原廉)