今年の大みそかに放送される「第73回NHK紅白歌合戦」に中森明菜の名前が見当たらなかったワケについて、11月22日、ニュースサイト「日刊ゲンダイDIGITAL」が報じた。
同記事によると、今年40周年を迎える中森の紅白出場について、NHKサイドは昨年の春から特別オファーチームを編成。中森のキャスティングに向けて全力で当たっていたという。NHK関係者によると、NHKは中森と実際に仕事をしたスタッフらを緊急招集し、出演を調整してもらっていたという。
今年7月にBSで放送された「中森明菜スペシャル・ライブ 1989リマスター版」も復帰プロジェクトも作戦のひとつで、実際に同番組はBSにもかかわらず大きな話題となった。中森も今年9月初め頃まではVTR収録出演という条件付きながら紅白出場にかなり前向きだったという。しかしその後、中森サイドと連絡が取れなくなってしまったようだ。
別の音楽プロデューサーの証言によると、連絡がとれなくなった理由にはいくつかの説があるそうで、ひとつは体調不良によるもの。これは持病の帯状疱疹が再発した可能性があるという。もうひとつは声量や容姿に自信がなくなってしまったという説だ。BSの明菜特番のようなイメージと現在を重ねられると辛いのではと見られている。「もちろん明菜ファンや視聴者はそんなことなど何ひとつ気にしていない。願っているのは元気な姿で、テレビで再びあの歌声を聴きたいというだけなんですが」と語っている。NHKサイドは大みそか直前まで中森との出演交渉を引き続き進めていくという。
「そもそも明菜が完璧主義者なことは業界内でもファンの間でも広く知られているところ。10代の頃から自分自身が納得できるクオリティに仕上がっていなければ、大人に対しても意見していたと語ったこともありますので、自身の体調含め満足できる状態でなければ紅白出場も首を縦に振らないのでは」(芸能記者)
過去最低視聴率を更新するのではと言われるほど、出場歌手に期待が集まらない今年の紅白。果たして明菜は出場するのだろうか。
(柏原廉)