年内で解散することが決まったSMAP。8月22日に放送された「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)ではメンバー間のギクシャクとした雰囲気だけが伝わった。
「特に『ビストロ』のコーナーでは木村拓哉と香取慎吾は目を合わせることもなく、見ているのが辛いほどでした。このような雰囲気の番組が放映され続けるというのは前代未聞です」(エンタメ誌ライター)
メンバーたちの硬い表情を見て、「もう解散を受け入れるしかない」といったファンの声も増えている。
「ビジネスライクに取り繕うことができないメンバーには人間らしさを感じます。反面、メンバーが番組よりも自分たちの気持ちを優先していることにもなる。この態度をジャニーズ事務所はプロ意識に欠けると評価するでしょう。このままであれば、事務所内で干されてしまうかもしれません」(大手芸能プロダクション幹部)
ジャニーズにはそんな前例があるという。V6森田剛がそうだ。
「彼はグループでの活動に積極的ではなく、やる気のない仕事ぶりをしたこともありました。そのためドラマや映画の仕事を与えてもらえず、活動はステージと舞台が中心。SMAPのメンバーも森田のようにテレビや映画での仕事が減る可能性があります」(エンタメ誌ライター)
年内の活動を決めた以上は、メンバー間のわだかまりを取り除くための話し合いが必要だろう。しかしメンバーの対話の機会さえ作れないとすれば、それはジャニーズ事務所の責任。メンバーをまとめ助言する人物がいなかったことこそ、この悲劇の原因かもしれない。
(笠原和美)