吉沢亮主演ドラマ「PICU 小児集中治療室」(フジテレビ系)の第9話が12月5日に放送され、世帯平均視聴率は8.5%だった。
今話で描かれたのは、吉沢演じる志子田武四郎と大竹しのぶ演じる南の母子の物語。膵臓がんから骨転移してしまい余命宣告をされていた南の治療方法を探ろうと必死の武四郎は、最先端の医療機関で診てもらうために上京するも、診断は変わらなかった。
それでも必死の思いで、母親に治療を受けてほしいと懇願する武四郎に南は、夫ががんになり治療を受ける中で辛い思いをしたことを打ち明ける。そして、息子が一人前になった今、辛い治療はせず、いつも通りの生活をして自宅で死にたいというのだった。
この武四郎と南のやり取りは、番組冒頭から30分ほど続いたが、ネット上では「南ママ、凄絶でした。衰弱していく様を演技力だけでなく体も作られていて、女優魂すごいなと思いました」「今日の大竹しのぶはさすがだった。母の気持ちにも、息子の気持ちにも共感できたいいシーンだった」「30分すごいドラマを見せてもらいました。命をしっかり描いてくれてありがとうございました」などと、視聴者からの感動コメントが連打されている。
「大竹の演技力は言わずもがなですが、相対する吉沢の演技も真に迫るものがありました。すばらしい俳優同士だからこそ生まれる“迫真の演技”。舞台ならば、大きな拍手を送りたいところです」(テレビ誌記者)
12月12日放送予定の第10話は、さまざまな悲しみに押しつぶされた武四郎は病院を去ってしまう。彼の医師としての情熱は消え失せてしまったのか…。次回の展開が気になるところだ。