大みそか恒例の「紅白歌合戦」(NHK)に松任谷由実と、年内いっぱいでコンサート活動からの引退を発表した加山雄三が特別企画として出場することが発表された。
松任谷は、荒井由実時代の歌声を最新のAI技術で蘇らせ、今の本人と時空を超えたコラボを披露するという。また、加山はこれまで紅白に17回出場し、このうち3回は司会も務め、85歳での紅白出場はこれまでで最高齢となる。
加山の出場にSNS上では「楽しみな出場と企画が決まった」「嬉しい~NHKさんにお願いメールした甲斐がありました」など、喜びの声が寄せられた。
その一方で松任谷に関しては「数年前のAI美空ひばりとか、今回のAI荒井由実。AIで何でもかんでも再現するのって違和感」「出ないわけないと思ってました。話題づくりで折り込み済みだったのでは?」「美空ひばりさんの時もそうでしたがそんなにAI再現企画って視聴者は喜ぶのかな」など、AI企画には疑問の声があがっている。
「松任谷は10月6日に同局で放送された『SONGS』に出演した際、AIコラボした新曲『Call me back』をすでに披露しています。紅白ではどの楽曲になるのか発表されていませんが、現役の歌手なのに過去の自分の声とコラボすることがそんなに魅力的かどうか疑問です。『あの頃のほうがよかった』と思われかねませんからね。NHKは12月15日に『NHK MUSIC SPECIAL 松任谷由実~私と荒井由実の50年~』を放送します。これは、松任谷の知られざる生い立ちや青春時代の葛藤を語った貴重なドキュメントということなのですが、この番組が用意されていたのならば結局、紅白出場はだいぶ前から決定していたのではないかと思いますね」(音楽関係者)
ともあれ、加山と松任谷の登場が、紅白離れを食い止めることができるか、注目される。