役者にとって「はまり役」に出会えることほど幸せなことはない。しかし、その役のイメージから離れられなくなると、その後の役者人生に支障をきたすことも。俳優の鈴木亮平がそうなるではないかと心配されている。
12月15日、Netflixは映画「シティーハンター」を製作し、24年に配信すると発表した。主人公の冴羽を演じるのは鈴木亮平。コート姿のイメージビジュアルが同時に公開されると、「冴羽そのもの」「これは期待できる」と早くも評判になっている。
「シティーハンター」は85年から91年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた北条司氏の漫画。主人公の冴羽は新宿を根城に、スイーパー(掃除屋)として裏社会を生き抜いていく。そんなクールでニヒルな役だが、不安な点があるとエンタメ誌記者は指摘する。
「冴羽は女性が好きで美人を見るとすぐに大事なところを大きくしてしまうという設定。原作ではこれを『もっこり』と表現し、シティーハンターに欠かせないシーンになっています。映画でこれが表現されれば、鈴木がもっこりさせている姿が観られることになるでしょう。鈴木にとっては2度目の変態キャラを演じることになるわけです」
鈴木は13年に映画「HK 変態仮面」に出演。主人公の変態仮面を、体を張って見事に演じきった。一時は鈴木亮平といえば変態仮面というイメージがついてまわったこともある。またしても変態キャラを演じれば、そのイメージが定着してしまう可能性がある。
「シティーハンターはNetflixで配信されます。地上波ではないので規制はゆるく、表現はきわどいものになるでしょう。鈴木のイメージがどうなるのか心配です」(前出・エンタメ誌記者)
いっそのこと変態キャラを売り物にしてはどうかとの声もある。漫画は変態キャラの宝庫だ。
「古谷実氏の漫画『行け!稲中卓球部』は、主人公はもちろん登場キャラが全員変態なのでいいかもしれません。これまでに実写映画化されたことはありません。ほかに『ゴールデンカムイ』も変態ぞろい。鈴木ならどのキャラでもうまく演じてくれるのではないでしょうか」(漫画誌編集者)
鈴木亮平が変態俳優と呼ばれる日が来るかもしれない。