年内でコンサート活動からの引退を発表した歌手で俳優の加山雄三が、大みそか恒例の「紅白歌合戦」(NHK)に特別企画として出場することが決定した。加山にとってこの舞台が最後のライブパフォーマンスとなる。また、85歳での出場は史上最高齢だ。
1966年、「君といつまでも」で初出場を果たした加山はこれまで、同番組に17回出場。86年から88年は、3年連続白組の司会も務めた。その最初の年、白組トップバッターで初出場の少年隊の楽曲「仮面舞踏会」を「仮面ライダー」と言い間違えたのは、少年隊ファンの間で語り草になっている。
紅白での言い間違いは加山だけではない。19年の紅組司会を務めた広瀬すずは「欅坂46」のパフォーマンスが終了後に「『乃木坂46』のみなさん、ありがとうございましたー」と、グループ名を間違える痛恨のミスを犯している。これには本人も相当反省したようで、その後、自身のSNSで謝罪した。
20年の紅組司会を担当したのは、3回目となる綾瀬はるか。その冒頭挨拶で「紅組の司会は3回目となりますが」と言うところを「紅組の司会めは」としょっぱなからやらかし、GENERATIONSを紹介したときは「ジョネレ‥‥」と甘噛みしていた。
同年、白組の司会をしていた嵐の櫻井翔は、「King Gnu」の紹介時、後輩グループの「King&Prince」が一瞬頭をよぎったのか「King&Gnu」といい間違えた。
本職ではない司会を命じられて、失敗しても笑って許されるのは、人気者の証と言えるだろう。