12月20日、沢口靖子主演のドラマ「科捜研の女」のシーズン22がついに最終回を迎えた。宿敵・古久沢明(石黒賢)との戦いが描かれ、最終話にふさわしい物語に。
ところが、番組の公式ツイッターが最終話のネタバレをしたと、指摘する声が上がっているのだ。
最終話でカギを握ったのは、小池徹平が演じた君嶋直樹。テレビ誌ライターが解説する。
「予告で君嶋が科捜研を裏切り、古久沢に味方すると思わせる描写がありました。あるいは君嶋はもともと古久沢と通じていて、科捜研を崩壊させるためのスパイではないかという指摘もありました。君嶋が今シーズンから加わったことも、裏切り者説に説得力を与えました。最終回のために仕込んだのではないかというわけです」
にわかには信じがたいが、「相棒」(テレビ朝日系)で成宮寛貴演じる甲斐亨が最終的に犯人だった過去があるだけに、裏切り者説もまったく無視できない。こうして君嶋が裏切るのかどうかが、最終回の重要な焦点となった。
そんな中、放送前に番組の公式ツイッターは出演者のクランクアップ時の動画を次々と公開。蒲原刑事役の石井一彰や風丘先生役の若村麻由美が花束を受け取り、視聴者にメッセージを送った。問題になったのは、そのうちの1本。小池徹平、風間トオル、斉藤暁、山本ひかるがオールアップし、メッセージを述べる動画だ。
「場所は科捜研で、みな白衣を身に着けています。雰囲気からいって事件が解決した後、ラストに近いシーンが撮影されたと思われます。ということは、君嶋は最後まで科捜研のメンバーということになり、科捜研を裏切った可能性はなくなる。裏切るふりをしただけだということがバレてしまったのです」(前出・テレビ誌ライター)
君嶋の行動が明らかになっても十分楽しめる内容だったことが、せめてもの救いかもしれない。