12月20日に最終回を迎えたドラマ「君の花になる」(TBS系)でヒロイン・あす花(本田翼)と元同僚の高校教師で、あす花と再会したことがきっかけでフリースクール「つむぎ学園」に転職した池谷幸次郎を演じた前田公輝。第7話から出番が急増し、その演技力の高さに称賛の声と同時に「かわいそう」「これは山田裕貴とよく似た運命」「腐らずに頑張って。応援してる」といった声がネット上に数多くあがっている。
その理由は、酷評され続けたNHK朝ドラ「ちむどんどん」で、前田はヒロイン・暢子(黒島結菜)に片思いしていた幼なじみの砂川智を好演。9月30日に放送終了した直後から、この「君の花になる」に出演。“トンチキドラマ”に連続出演したことが「かわいそう」と同情されているのだ。
前田は6歳で子役デビューした芸歴の長い31歳。そこだけを見ると高橋一生や神木隆之介など、子役から現在まで活躍している息の長い役者と同じ。しかし、演技だけでなくバラエティ番組での対応力も素晴らしいのになぜだか残念なドラマに出演することが多いという点では、同じ事務所に所属する山田裕貴の境遇と確かに似ているかもしれない。
「前田は2003年から約3年間『天才てれびくんMAX』(当時はNHK教育テレビ、現在はNHK Eテレ)でてれび戦士として出演。その頃の前田を覚えている人も少なくないので、小さい頃から顔見知りの近所の子どもが成長していく様子を見ているような気分になっている人も多いのでは。12月23日放送の『Mステ ウルトラSUPER LIVE 2022』(テレビ朝日系)では、声優の内田真礼とディズニー映画『アラジン』の名曲『ホール・ニュー・ワールド』を披露。歌声の素晴らしさはもちろんのことですが、昨年12月21日放送の『Mステ ウルトラSUPER LIVE 2021』(テレビ朝日系)では山田裕貴が葵わかなと同じ曲を歌っていたため、なおさら『前田と山田はよく似た運命』と言われているようです」(女性誌記者)
公開中の映画「Dr.コトー診療所」では、クニちゃんこと山下邦夫役を演じていた春山幹介さんから役を引き継いで“大人になったクニちゃん”を演じている前田。今後の飛躍を見守りたい。