井ノ原快彦が滝沢秀明氏の後任として、「株式会社 ジャニーズアイランド」の代表取締役に就任した。昨年11月、V6を解散して新たな門出を迎えていた井ノ原だが、グループ内ユニットの20th Centuryは続行。メンバーの坂本昌行、長野博と2023年1月16日から全国6都市で計21公演のコンサートツアーを行う。4月期には、主演の刑事ドラマ「特捜9」(テレビ朝日系)シリーズのseason6が内定。音楽、俳優、司会業に会社代表も加わって、“四刀流”となる多忙ぶりだ。
ジャニーズアイランドは、ジャニーズJr.の育成やプロデュースを主とした傘下会社。前任の滝沢氏は、自身がジュニア時代からリーダーシップを発揮しており、年下から年上までのおよそ100人を束ねていた。18年に芸能界から引退し、裏方に徹する宣言をした時は、「2足のワラジをはく方法」もあると言われ続けたが、未来ある子どもたちを預かる身として、スパッと辞めた。
対してイノッチ2代目代表は、タレント業と並行。不安視する声がすでに出ている。
「ジュニアたちとの面談は進んでいるそうですが、12月にはコンサートのリハーサルが始まり、年明け2月頃からはドラマの撮影が開始予定。面談をやり遂げ、さらにジュニア全員の顔と名前を覚える最低ラインをいつ頃になったら突破できるのか、疑問です」(週刊誌記者)
ジュニアたちは、元旦(1月1日)恒例のロングラン舞台「JOHNNYS’World Next Stage」に出演。東京・帝国劇場にHiHi Jets、美 少年、少年忍者らが立つ。井ノ原、東山紀之、堂本光一(KinKi Kids)が演出で初めて手を組み、井ノ原は演出家デビューとなる。
同作は、12年11月に初演された「JOHNNYS’ World」シリーズの最新作。東山は18年の「JOHNNYS’ Happy New Year IsLAND」に特別枠で出演しており、ジャニー喜多川氏の演出も手伝っている。光一は00年から主演ミュージカル「SHOCK」シリーズで主役を飾り、19年のジャニー氏の死去後は、作・構成・演出も兼務。20年からは、多くのスターを輩出してきた「DREAM BOYS」でも演出協力している。
「3人は演出家として、呼吸が合っているようです。基本、東山がブロックごとに分けて、それぞれが演出を受け持つパートを作り、最終的には光一がまとめる。東山は後先考えず突き進むタイプで、後輩2人は戸惑うことも。ヒガシ&光一の大物感にビビってしまう子どももいるので、イノッチが中間に入ってクッションになっているそう」(前出・週刊誌記者)
元旦から見られるイノッチ新体制。まずは、お手並み拝見か。
(北村ともこ)