松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」(NHK)が1月8日にスタートする。初回放送を前に当日の日中から夕方にかけて行われる静岡、愛知県内3都市を巡るイベント『大河ドラマ「どうする家康」東海プレミアリレー』を締めくくる岡崎市のパブリックビューイングの申し込み倍率はなんと196倍。大きな話題となった。
今回の大河ドラマは、「リーガル・ハイ」シリーズ、「コンフィデンスマンJP」シリーズ(ともにフジテレビ系)などで知られる稀代のストーリーテラー古沢良太氏によるオリジナル脚本。国を失い、父を亡くし、母と離れ、心に傷を抱えた孤独な少年・竹千代は、ひっそりと生涯を終えると思っていた。ところが三河武士の熱意に動かされ、弱小国の主として生きる運命を受け入れ、織田信長や武田信玄といった強国がひしめく乱世に飛び込む波乱万丈のエンターテイメントだ。
「主演の松本は、今作のオファーを受けて『嬉しかったのと同時に、大きな不安も感じました』。その上で『嵐という船を一度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとってこんなに大きな挑戦はありません』と意気込みを語っています」(テレビ誌ライター)
さらに松本を起用した理由について、脚本を手掛ける古沢氏は「ナイーブで頼りないプリンスとして始めたいと考えた時に、松本潤さんがぴったりに思えた」「台本上の人物と俳優さんの個性がミックスした時、どういうスパークが起こるのか。松本潤×徳川家康、いちばんスパークが起こりそうな気がしてならなかった」と熱く語っている。
「織田信長役には、かつて『軍師官兵衛』で大河の主役を務めたことのある岡田准一、武田信玄役には『天地人』で上杉謙信を演じた阿部寛、豊臣秀吉役にムロツヨシと実力派人気俳優をそろえ、家康とともに戦う徳川四天王には、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、板垣季光人といったイケメン俳優。さらには服部半蔵(山田孝之)、本多正信(松山ケンイチ)などを配し、松本家康を支える豪華俳優陣が勢ぞろいしました」(女性誌記者)
今回、松本が大河ドラマを引き受けたのには“深い理由”があるとの説もあるという。
「1999年に結成された嵐にとって、2024年は嵐結成25周年を迎える記念すべき年。その前年に松本が大河ドラマで主役を務め、その最中に活動再開を発表することができれば、もはやその時点で嵐の復活は国民的な行事として話題沸騰。思えば嵐の快進撃も、松本の『花より男子』(TBS系)から始まりましたからね」(前出・女性誌記者)
「どうする家康」から嵐25周年へ。この流れは見逃せない。
(窪田史朗)