徳川時代、若い男子のみへの奇病が流行り、男が激減。そのため、男女の立場が逆転したというストーリーの「大奥」(NHK)が、1月10日に放送された。
8代将軍・吉宗を演じたのは、冨永愛。吉宗初めての夜伽相手に選ばれる中老・水野祐之進に中島裕翔。紀州時代から吉宗に仕える片腕的存在の加納久通を貫地谷しほり。七代将軍・家継の代から大奥総取締を務める藤波役は、片岡愛之助が演じた。原作は、よしながふみ氏による同名漫画だ。
視聴者の感想としては「冨永愛と貫地谷しほり、この2人の演技がすごくよかった!」「スカッとした。男女逆転ではあるが、これぞ時代劇って感じ」「冨永さんの『下がりゃ!』にしびれた」「久しぶりに時間を忘れて見入った。冨永さんの目力にやられた」など、冨永と貫地谷の演技に称賛が多数寄せられている。
「よしなが版『大奥』をNHKが放送すると知った時は、正直驚きでした。原作には、子孫を残すため男が女に身売りするくだりがあるため、どう演出するのかと思っていました。ですが『種付けして回った』という言葉が飛び出すなど原作に忠実な作りでしたね。ネット上にも『まさかNHKがこっちの大奥をやる時代がくるとは』と驚きの声もあがったほどです。しかし、吉宗バージョンは今話限り。冨永と貫地谷をもっと観たかったと残念がる声もありました」(テレビ誌ライター)
次回は、三代将軍家光(堀田真由)・万里小路有功(福士蒼汰)編。こちらもまた、大きな話題となりそうだ。