あの大ヒット曲「ワナビー」から20年。往年のガールズグループ、スパイス・ガールズが再結成ワールドツアーを行うようだ。
ところがそのメンバーの中に、デヴィッド・ベッカムの奥方であり、いまやファッションデザイナーとしても活躍するヴィクトリアの姿はないだろうと、メディアは伝えている。
つまり、ヴィクトリアを除いたエマ・バントン、メラニー・チズム、ジェリ・ハリウェル、メラニー・ブラウンだけでステージに立つことになるようだが、関係者は「これは史上最高レベルのポップスターの再結成となります」と興奮気味に話す。
その興奮も当然で、この再結成ツアーで各メンバーに支払われるギャランティは1000万ポンド(約19億円)というケタ外れの金額だと言われているからだ。しかし、そんなニンジンにもヴィクトリアだけは「YES」と言わなかったことも驚きだ。
「ヴィクトリアはメンバーの幸運を祈っています」「彼女はファッションブランドの経営と家庭の両立に忙しすぎる」「オリンピックの(一時的再結成)パフォーマンスで最高のかたちでステージを後にしたと感じているので、また再結成することでその伝説を汚したくないんです」など、ヴィクトリアの周囲のスタッフは余裕のコメントをしている。
「ヴィクトリア以外のメンバーは解散後に順調とは言えませんでした。ですが、スパイス・ガールズの人気は根強い。再結成は4人でも決行するでしょうね。しかしグループ時代、ヴィクトリアは人気メンバーではなかったですから、人生とはわからないものです。日本にもそんなガールズグループがありますよね」(エンタメ情報誌編集者)
もはや英国を代表するセレブであるベッカム夫妻は、世帯年収120億~130億円とも言われている。あえて“劣化グループ”に参加して、19億円のお小遣いを稼ぐ理由はたしかになさそうだ。